滋賀県大津市 神田神社(真野普門町)
Kandajinja,Otsu city,Shiga
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大津市真野普門町942 神田神社本殿 重文 近世以前/神社 室町前期 建徳元(1370) 三間社流造、向拝一間、檜皮葺 19130414
September 9,2020 大野木康夫
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境内入口
南側の田んぼ
池
本殿
Feb 16,2013 大野木康夫 source movie
神田神社は大津市北部の真野地区に二つあります。
重要文化財の本殿があるのは普門町の神田神社です。
もう一つの神田神社も檜皮葺の社殿が並ぶ立派なお社なので、一度間違えて訪問したことがあります。
境内地の際まで新興住宅地として開発されていますが、ため池などがあり、静かな雰囲気です。
本殿(重要文化財)
建徳元(1370)年の建築
三間社流造、向拝一間、檜皮葺
森の中にひっそりと建っています。
帰るころにはまた雪が強く降ってきました。
Sep.2011 中山辰夫
大津市真野普門942
祭神:彦国葺命(ひこくにふき) 素盞鳴命(すさのお) 鳥務大肆忍勝(とりむたいしおしかつ)
本殿:国重要文化財
JR堅田駅北西約2kmのところ、真野普門町曼荼羅山(まんだら)の西方の宮池の傍にある。
延長5年(927)延喜式内社に選ばれた旧郷社である。
真野村に居住していた和邇氏(わに)の一族が、持統天皇4年(690)、真野臣(まのおみ)の氏姓を与えられ、この地に勢力をはり、
平安時代初期にその真野氏が創建したという。
遠景
洋々と水をたたえた宮池が横たわる。まるで下界と区分するような下界と区分するような感じである。
鳥居をくぐる。右側は宮池。社務所の建物があらわれる。樹木が繁る境内はうっすら暗い。社地はすごく広い。
さほど広くない境内の真ん中に数段の石段がある。その正面に背を樹木に囲まれ本殿が建つ。本殿は国重要文化財である。
本殿前に建つ狛犬
本殿: 国重要文化財
三間社流造 向拝一間 間口三間五尺 奥行三間五尺
本殿に残る棟札から建徳元年(1370)の再建であることが分かる。棟札からは檜皮の葺き替えや社域の修理の状況
さらに、村人の組織や神社への熱意などが読み取れる貴重な資料である
向拝(一間)と組み物
蟇股や手挟に南北朝の様式が見られる。
本殿(三間社流造)
正面の吹寄菱格子が繊細に造られている。
側面、背面の組み物の施し
形の整った懸魚(げぎょ)が美しく目をひく。
桧皮葺で、前に長く伸びた庇つきの三間社流造の容姿
側面から見た反りのある屋根の曲線が優美である。
境内社
若宮神社 八幡神社 天満神社 金刀比羅神社 新宮神社 龍神社 (境外) 金刀比羅宮
西池の傍の小道を進む
西池のそばに離れて建つ境内社。
参道の敷石を囲む苔が美しい。
西池
由緒
明細書によれば創祀年代不詳であるが、社伝によると持統天皇4年に彦国葺命十二世の裔孫和邇部臣鳥務大肆忍勝等に
真野臣の姓を授けられた。
同年9月居館の傍にある浄地普門山を宮居と定めて素盞鳴命を鎮祭して間野大明神と奉斎せられた。
文亀年中(1501〜04)祭典の旧例に反し論争止まず、終に氏子の分離論に至った。
この為遠祖彦国葺命、鳥務大肆忍勝の霊を奉じ普門山に鎮祭した。
本殿は建徳元年(1370)に再建で、大正2年(1913)国宝建造物に指定され、現在重要文化財指定である。
主なる神事として、毎年3月の己の日の己の刻に鋒向いと称して神主交代の行事があり。
又「むろといり」と称する氏子の入りの行事があり、出生すると氏子帳に記載され、成人になってもこの記載順に宮役、
十人衆等村に加入出来る。
Nov.2008 瀧山幸伸 source movie
滋賀県大津市真野普門町
本殿と境内
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