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滋賀県大津市木戸 樹下神社
Kido Jugejinja , Otsu city,Shiga

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Oct.2011 中山辰夫


(じゅげじんじゃ・このもとじんじゃ)
大津市木戸680-1

祭神:玉依姫命

JR湖西線志賀駅を降りて、高架の側道を琵琶湖に向って10分ほど歩くと右手に石鳥居が見える。
この鳥居は、樹下神社の正面玄関に相当する「一の鳥居」である。
これを通り過ぎ直進すると、第二の鳥居を構えた樹下神社に着く。

鳥居の脇にはモミの高木がそびえ、鳥居をくぐると前方に美しい樹形の山桜がある。もうそこは境内である。

由緒
樹下神社は、木戸城主佐野左衛尉豊賢の創建と伝えられる。1429年に社地を除地とせられ、爾来木戸城主の崇敬あつく
木戸荘五ケ村の氏神として崇敬されてきた。元亀の兵火にあい社殿を焼失した。
当時、織田軍に追われて山中に遁世していた木戸城主佐野十乗坊秀方が痛憂して天正6年(1572)再建し、社殿を再造し
坂本の日吉山王より樹下大神を十禅師権現として再勧請し、郷内安穏 貴賤豊楽を祈願せられたと伝わる。
明治初年までは十禅師権現社と称され、コノモトさんとも呼ばれていた。明治になって樹下神社と改称された。
社域は境内地1800坪で、神饌所 神輿庫2棟 手水舎 社務所が並ぶ。
樹下神社 (ジュゲ)
拝殿
間口四間 奥行三間三尺 入母屋造

本殿
一間社流造 間口一間 奥行一間

本殿の屋根は銅板葺で棟の千木(ちぎ)、堅魚木(かつおぎ)を載せ、腰組を出組とする18世紀末の建築である。

境内社
地主神社 牛尾神社 宇佐神社 峰神社 有徳神社 稲荷神社 八幡神社 十二社神社と並び立つ。

近年建築のものも多いが、精緻な彫刻が施されているものも多く、ほぼ規範通りに造られている。

収蔵庫

大津市指定文化財である「金網装神輿(こんどうそうしんよ)」を収蔵する。
春祭りに集まる5基の神輿の一基。安政5年(1858)に、坂本日吉大社二宮神輿が木戸に譲渡されたもの。
江戸時代前期に遡る日吉大社二宮神輿を前身とする点で、重要文化財の日吉六社7基に準ずる価値をもつ。
現在は収蔵庫に保管され、新しい神輿が巡行している。

樹下神社について
滋賀湖西の各地には「樹下神社」が多くある。
その由縁は、比叡山延暦寺の勢力が増大して、日吉山王の崇敬が高まってくると、平安期末から鎌倉、室町の時代にかけて
全国に分霊社が祀られた。
特に近距離にある湖西地方の神社は、殆ど強制的に日吉山王の神を祀らされ、樹下宮を勧請した。
木戸、小松地区では古くからの産土神を退けて、「日吉十禅師」現在の「樹下神社」を氏神として現在に至っている。
その祭神は、大山咋命の妻・鴨田依媛を祀る。
十禅師とも呼ばれて、地蔵菩薩を本地とし、法華経を守護する神とされる。
主な神社
大津小松・大津南比良・大津木戸・大津山中・天皇神社摂社・など



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