滋賀県大津市 湖族の郷資料館
Kozokunosato,Otsu city,Shiga
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Aug.2011 中山辰夫
堅田の歴史・文化の総合情報館
堅田商工会と堅田観光協会・湖族の郷・堅田商業連合協同組合の4者が運営する施設で、平成9年(1997)に開館した。
歴史上特筆される堅田の歴史、文化を築いた堅田衆をはじめとする堅田ゆかりの先人の足跡をたどる資料が展示される。
歴史紹介のパネル展示に加えてボランテイアガイドの説明もある。
「文学と堅田」、「堅田の変遷」、「豪族の民具」、「芭蕉と堅田の門人たち」、「志賀迺家淡海」など、テーマ毎に資料展示がされている。
堅田・湖族の郷は、琵琶湖で対岸との距離が最も狭いところの西岸に位置し、平安時代から京の都の外港として
重要な役割を担う一方、湖上の「関務権」「漁業権」「上乗権」を独占支配した湖族・堅田衆によって「堅田千軒」と称される
豊かで活気あふれる自由都市が築かれたところ。中世は、泉州堺と並ぶ自治都市として名をはせた。
戦国時代には、信長を筆頭に、天下を狙う武将たちが、軍事・物流の最重要拠点とし、加えて巨大な経済力と堅田湖族の
団結力を頼りにした。
近世を迎えると、湖上秩序の差配を司った堅田浦は、湖を業の場とする人々から「諸浦の親郷」と呼ばれ信望を集めた。
開闢来(かいびゃく)、繁栄する堅田には早くから神仏思想が流入、多くの寺社が建立された。
南北約2kmの湖畔地域には六社十ケ寺が現存、様々な由緒を今に伝える。
湖族の郷文学碑
湖族の郷の歴史と風光は、多くの作家の執筆意欲を掻き立てた。歴史物語はもとより数多くの文学作品の舞台になっている。
三島由紀夫 「絹と明察」
城山三郎「一歩の距離」
岡本一平「琵琶湖めぐり」
水上 勉「一休」「一休を歩く」
五木寛之「蓮如」
吉川英治「新・平家物語」
川口松太郎「一休さんの門」
井上 靖「比良の石楠花」
森龍吉「蓮如」
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