滋賀県大津市 公人屋敷
Kuninyashiki,Otsu city,Shiga
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September 3, 2022 野崎順次
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滋賀県大津市坂本6丁目27-10
公人屋敷(旧岡本邸)
比叡山に点在する延暦寺寺院や優雅な庭園を有する里坊などを経済的に支えたのは全国の大名から寄進された浄財であり延暦寺の寺領であった上坂本、下坂本などの村々から年貢として納められた農作物でした。 これらを取り仕切り、延暦寺の諸行事が滞りなく行われるよう、当時の社会制度の安定に大きな役割を果たしていたのが公人たちでした。
公人屋敷(旧岡本邸)は、江戸時代に延暦寺の僧侶でありながら妻帯(さいたい)と名字帯刀(みょうじたいとう)を認められた「公人(くにん)」が住んでいた住居のひとつです。内部が原型をとどめないほど改装されている住居が多い中、岡本家の家屋は全体に公人屋敷としての旧状をよくとどめた社寺関係大型民家の特徴を示す住宅として残されてきました。平成13年に坂本地域の歴史的遺産の保存を目的として大津市に寄贈されたもので、主屋、米蔵・馬屋等は平成17年3月に大津市指定文化財に指定されています。
[公人屋敷(旧岡本邸)公式ウェブサイトより]
パンフレットと現地説明板
主屋外部
主屋内部
庭園
離れ跡
米蔵・馬屋
帰途
June 2011 中山辰夫
公人屋敷 旧岡本邸
大津市坂本六丁目
大津市指定文化財
京阪電車坂本駅下車 徒歩1分 生源寺を少し下ったところに建っている。
延暦寺の僧侶でありながら妻帯と名字帯刀を認められた「公人 くにん」と呼ばれる人々がいた。
公人は、三塔十六谷からなる延暦寺の堂舎・僧房に属し、社会維持や年貢・諸役を収納する寺務を務めていた。
そうした「公人」が居住するために、江戸時代末期に建てられたのが公人屋敷である。
石垣と白の漆喰、焼き板壁が門前町にマッチした風格をにじませている。
平成13年に岡本永治氏より大津市に建物と敷地が寄贈された。平成17年より一般に公開され、利用が計られるようになった。
主屋
湖西の江戸期庶民住居の特徴を持った大型民家で表門、米蔵、厩と合わせて江戸期の公人衆の日常生活が窺える貴重な建築物・家構えである。
建築時期は天保元年(1830)頃から嘉永3年(1850)頃とされる。
玄関
土間と台所
使用人部屋に続く上がりかまちがあって、その左横には保存場を兼ねた地下室があった。
天井も高い
居間を含め大小九部屋が設けてある。(各種展示に利用される)
部屋の一覧「展示会開催中」
古文書や貴重品などの展示されている部屋
「横井金也」の襖絵「複製」のある部屋 (本物は大津市歴史博物館)
欄間の彫刻
庭に出る
庭より見た主屋 切妻造、瓦葺、木造二階建、延約350㎡
米蔵と蔵跡
外側を漆喰で塗り固めてある
馬屋
延暦寺や門院に挨拶に来られた上級武士の馬を預かる。
離れ跡とその庭跡、
主屋とは渡り廊下でつながっていた。
蔵跡と蔵
資料
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