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滋賀県大津市 小椋神社

Ogurainja,Otsu city,Shiga

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Apr.28,2017 中山辰夫

大津市仰木4丁目38−55

小椋神社は大津市の北部、比叡山の麓に広がる仰木の集落にあって、「奥比叡ドライブウェイ」の仰木入口500m手前に鎮座する

858(天安2)年の創祀と伝えられ、927(延長5)年に延喜式内社に選ばれている。西方の仰木峠付近の竜ケ谷滝壺にある小祀(滝壺神社)が奥宮とされ、八大竜王が住むという信仰もあり、古来祈雨の斎場であった。

境内には仰木の4つの集落(上仰木・辻ケ下・下仰木・平尾)と、谷を隔てた千野の氏神を祀る5つの主な社殿の他、地蔵菩薩や稲荷社など、15の社殿や祠が建ち並ぶ。

977(貞元2)年の頃より、源氏の元祖・源満仲との縁が深く、また後水尾天皇の皇女賀子内親王の尊信が深かった。

尚当社の創立について一説に、天智天皇が滋賀の宮に遷都された折、随従してきた嘉太夫仙人が、天皇の崩御後も大和に帰らず、この仰木の山麓に住し大和の丹生川上神社の御分霊を祀って、滝壷としたのが当社のはじまりと伝えられる。(滋賀県神社庁、他より引用)

案内

   

鳥居をくぐり参道を進と赤い欄干の橋があり、その先に三大杉が見える

        

樹齢数百年を越えた老杉—神木である

    

拝殿−入母屋造 間口三間 奥行三間三尺 額の多田満仲は源満仲である

    

拝殿の後方に摂社若宮神社(辻ケ下)・大宮神社(下仰木)・神輿蔵が並ぶ

本殿−一間社流造・間口一間・奥行五尺

     

石造の瑞垣(たまがき)—国重要美術品に指定されている

大宮・若宮神社近辺と拝殿の左側、石垣の上に板石を並べた珍しい構造、1300(正安2)年の年号(鎌倉時代)が刻まれている

摂社新宮神社(千野) 今宮神社(平尾) 仰霊社

境内は広く、多くの摂社・祠 ほかが見られる

仰木泥田祭り

毎年5月3日に行われる。

五社大権現とも呼ばれ、本社の他に大宮・若宮・新宮・今宮の四社が摂社としてあり、その各社に御輿がある。

神輿は大宮・若宮・新宮・今宮・本社の順で渡御する。≪どろんこ祭≫とも呼ばれ、大津市無形文化財に指定されている。

 

恵心僧都源信に帰依し仰木に移り住んだといわれる清和源氏の2代、鎮守府将軍源満仲公が仰木を離れる際、別れを惜しんだ郷人と酒宴を張られた故事に倣い、芝座敷、千野座敷と呼ばれる神事が行われ、その後、流鏑馬の神事についで、なお別離を惜しんだ郷人が満仲公の馬を止めた故事に倣い、馬止めが行われる。

この例祭は、例年雨が降り神輿が通り過ぎると道が泥田のようにぬかるんだことから、泥田祭りとも呼ばれ、氏子は水を司る祭神に感謝し、村を挙げて祭りを盛り上げる。「引用 大津市HP」

仰木太鼓

湖西線「おごと温泉駅」の駅前に立つ

  

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