滋賀県大津市　坂本 律院　

Ritsuin, Sakamoto,Otsu city,Shiga

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Mar.1,2016 中山辰夫

律院付近の紅葉

大津市坂本五丁目

本尊：釈迦如来（本堂）　不動明王（護摩堂）

天正11年（1583）玄俊によって開創され、叡山東塔に属する横川飯室谷別格寺院。古くは松禅院といったが、正保年間（1644〜48）に再興。元禄7年（1694）に律院とした。

明治以降、荒廃していた当地を、戦後初の千日回峰行者・叡南祖賢師（三代目住職）が再興した。寺号は祖賢師が当時、安楽律院（大津市坂本本町）の管領を務めていたことに由来する。

本堂は大阪・高槻市にあった寺院の移築であるが、豊臣秀吉の側室・淀殿が、早世した鶴松の菩提を弔って建てたという桃山時代の建築物である。毎日御護摩が修法されている。

資料　滋賀県教育委員会発行

庭園

横川谷の総里坊の貫禄をしめすもので、どっしりとした表構えや石垣が格式の高さを示す。

築山の上に植えられた松やカエデも美しく、庭を流れる小川の曲線と苔の色が明るい庭となっている。

保科寺宗彦の作

Jan.2009 瀧山幸伸

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