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滋賀県大津市 日本基督教団大津教会

UCCJ Otsu church,Otsu city,Shiga

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Aug. 2011 中山辰夫

大津市末広町6-6

この建物は、昭和3年(1928)、ヴォーリズ建築事務所の設計、大津・長等の石倉工務店の施工で完成したキリスト教会である。

切妻屋根の二階建て、中央に礼拝堂を設け、左側には談話室などの小部屋を、右側は玄関、階段と幼稚園舎に通じる廊下を

配している。

ヴォーリズは教会を、満喜子夫人は幼児教育に情熱を傾注し、各地に幼稚園を設けたが、中でもこの建物は夫婦の理想を表現

したものとされ、教会と幼稚園舎を一体に接続して建築された。

教会正面右側の鐘塔と玄関は中でもひときわ特徴のある部分である。

玄関には切妻の屋根をかけたポーチを設ける。屋根は、左右の渦巻状の持送り(コンドール)でヴォールト天井を受けるキャノーピー

形式で、ドア上部の壁面には花綱の付いた紋章を浮き彫りにしている。

このように玄関回りだけを他の部分に比べて特に飾っているのは、ヴォーリズの特徴の一つである。

鐘塔は、3.8m角で屋根の持送りを細かく配し、二連のアーチが四辺につくロマネスク風である。

写真

礼拝堂

滋賀県における近代の洋風住宅普及の起爆剤になったのは、近江八幡を拠点とするW.Hヴォーリズの設計活動といわれる。

明治38年に近江八幡商業高校の英語教師に着任したが、あまりに熱心なキリスト教電動活動が反感を招き、2年後に同校

の教諭を解職された。

それと同時に近江ミッションを設立し、その財源確保のために、彼の建築設計活動がはじまった。

ヴォーリズ設計の一戸建て住宅は、戦前までに591軒にも達したとされる。

資料 滋賀県教育委員会発行

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