滋賀県近江八幡市 旧西川家住宅
Oumihachiman Kyu Nishikawake
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近江八幡市新町2-19 旧西川家住宅(滋賀県近江八幡市新町) 主屋 重文 近世以前/民家 江戸中期 宝永3(1706) "居室部 桁行12.9m、梁間17.6m、一部二階、切妻造、桟瓦葺、東面及び南面庇付、こけら葺 座敷部 桁行4.8m、梁間9.8m、切妻造、北面居室部に接続、桟瓦葺" 家相図1枚、箱入祈祷具1具 19830107
近江八幡市新町2-19 旧西川家住宅(滋賀県近江八幡市新町) 土蔵 重文 近世以前/民家 江戸中期 天和(1681-1683) 土蔵造、桁行6.1m、梁間3.9m、三階建、切妻造、本瓦葺、東面庇付、桟瓦葺 板札1枚、鬼瓦1個 19830107
August 6, 2022 野崎順次
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近江八幡市立資料館は、「郷土資料館」・「近江八幡市 郷土資料館」に加え、「重要文化財旧西川家住宅」の3施設を管理・公開しています。
国重文 旧西川家住宅
西川利右衛門(古文書によっては、理右衛門とも書かれています。)は、当市を代表する近江商人の一人で、初代から昭和5年に11代が没するまで、約300年間に亘って活躍しました。屋号を「大文字屋」と称し、蚊帳(かや)や畳表などを商い財をなし、近江を代表する豪商としての地位を築きました。11代が没した後、分家の西川庄六家の厚意によって市に土地建物共に寄贈されました。昭和58年1月重要文化財に指定、昭和60年より保存修理が行われ、主屋は宝永3(1706)年の建築当初の形に復元されました。また、3階建ての土蔵は、天和年間(1681から1683年)の建築で、全国的に見ても珍しいものです。
(近江八幡市公式ウェブサイトより)
その他、西川甚五郎本店庭園
西川家は豊臣秀次の近江八幡城下町建設時から住みついたと伝える近江商人で、畳表、蚊帳などを広く扱った商家である。 この住宅は広い通り土間に面して四室が並ぶ大型住居で、居室部は二列になり、さらに座敷部が突出する。 裏に建つ土蔵は三階蔵である。
この住宅は滋賀県下の町家として古い方に属し、発達した間取りながら全体に質素であり、近江商人の本宅を知る重要な遺構である。
(国指定文化財等データベースより)
新町通にあり、市が管理、公開しています。
郷土資料館から見た土蔵
主屋(重要文化財)
宝永3(1706)年の建築
居室部 桁行12.9m、梁間17.6m、一部二階、切妻造、桟瓦葺、
東面及び南面庇付、こけら葺
座敷部 桁行4.8m、梁間9.8m、切妻造、北面居室部に接続、桟瓦葺
瓦葺の大きな建物です。
周囲の建物同様、黒壁が特徴です。
土蔵(重要文化財)
天和年館(1681-1683)の建築
土蔵造、桁行6.1m、梁間3.9m、三階建、切妻造、本瓦葺、東面庇付、桟瓦葺
敷地の北西にあります。
珍しい三階建の土蔵です。
庭園
主屋内部
近江八幡市新町2丁目
旧西川家住宅は近江商人の商家が集中的に残り伝統的な町並みを形成している新町通りに東面している。
大文字屋西川利右衛門家は八幡城下町建設期に住みつき、代々畳表・蚊帳などを扱った近江八幡を代表する商家
であったが、昭和初年(1925)に廃絶し現在土地建物とも市所有となっている。
もとは西川利右衛門の本宅である。
屋敷内には主屋と土蔵が建っている。
主家は宝永3年(1706)に建てられ、二階は文化11年(1814)に改築されている。
主屋は通りに面して居住部と座敷部を配し、居室部は間口6.5間(約12m)・奥行9間(約16m)で北寄りに裏庭まで通り抜けの土間を取り、室は2列に9室を配し、表側には店の間を設けている。
座敷部は内庭をもち、間口2.5間、奥行4.5間に2室を設けている。
表構えは低い2階建てで、痕跡より1階は摺上が戸、2階は土壁であった。
建物全体は質素に作られている。
土蔵は本瓦葺き3階建てで、天和年間(1681〜84)に建てられた。
明和5年(1768)、文政2年(1819)の修理記録が残っている。
屋根は鬼瓦が現存しており、もとは本瓦葺であったと思われる。
座敷玄関は「見越しの松」の中庭を経て、表通りの板塀戸口に通じている。
質素な中にも、洗練された意匠が随所に見られる貴重な建物である。
裏には寿楽園と呼ばれた茶室があって、銀閣寺を模した建物で、琵琶湖八景にちなんだ造りとのこと。今回は未確認。
国重要文化財:建造物:指定 1983年1月7日
主屋
桁行12.9m、梁間17.6m、一部二階、切妻造、桟瓦葺、東面及び南面庇付、こけら葺
土蔵
土蔵造、桁行6.1m、梁間9.8m、切妻造、北面居室部に接続、桟瓦葺
表門
一間薬医門、切り妻造、本瓦葺
参考資料 《総覧日本の建築、郷土資料辞典、他》
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