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滋賀県竜王町 鏡神社 

Kagamijinja,Ryuo town,Shiga

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蒲生郡竜王町鏡1246地先 鏡神社宝篋印塔 重文 近世以前/その他 鎌倉後期 鎌倉後期 石造宝篋印塔 19600209

蒲生郡竜王町鏡1289 鏡神社本殿 重文 近世以前/神社 室町中期 室町中期 三間社流造、向拝三間、こけら葺 19010802


June 13.2014 中山辰夫

■■鏡神社

竜王町鏡

本殿:国重要文化財国道8号線沿いにある鏡神社には、朝鮮半島の新羅国の王子である天日槍がこの鏡地域周辺にやって来て、半島で活躍していた須恵器の製作技術者であるその従人を鏡山周辺に住まわせ、製陶業=「須恵器」つくりをおこし発展させたことから、鏡の里(ムラ)の人たちが、金属・製陶業の創始者として天日槍をたたえ、この社に祭神として祀ったことが伝えられていている。

■拝殿

■中門〜本殿

本殿は国指定重要文化財

鏡神社の本殿は、南北朝時代(約650 年前)の建物様式(三間社流造 柿葺)をとどめており、国重要文化財に指定されている。

社殿前の六角形石灯籠も南北朝時代の作とされる。


March 1,2014 大野木康夫 source movie 境内 本殿(重要文化財)檜皮の葺き替えに続き、防災施設の工事が終了しました。


Sep.2012 大野木康夫 source movie

2012.8.25撮影  道の駅竜王かがみの里から宝篋印塔を目指します。 石燈籠(重要文化財)応永28(1421)年の建造

応永廿八年〈辛/丑〉八月八日願主敬白の刻銘がある 宝篋印塔(重要文化財)鎌倉後期建造の石造宝篋印塔です。 本殿は国道を挟んで東北に離れたところにあります。 本殿(重要文化財)室町中期の建築

三間社流造、向拝三間、こけら葺

 


Nov. 2009 撮影/文: 中山辰夫

竜王町の概況

竜王町は近江八幡市の南に接し、湖東平野が丘陵地帯にかかる部分を占める。

名神高速道路が中央部を東西に通り、インターチェンジもあって、新しい開発の進みつつある農村地帯である。

雪野寺は7世紀創建の寺院跡として知られ、条里の遺構も残る。古代の社寺領に、中世に士豪武士の介入した歴史は近辺の町とかわりはない。

当町内には勝手神社・鏡神社・苗村神社と多数の国宝重文の中世社殿が所在する。

当町内は大規模な社殿が少なく、殆んど一間社流造である。

寺院では浄土宗・浄土真宗が多く、18世紀中頃の造営になる本堂が多い。

鏡神社( かがみじんじゃ) 

蒲生郡竜王町鏡1289

主祭神:天日槍尊国道8号線、バス停「鏡」で下車。国道からすぐ南の山林中に鏡神社がある。

約1900年前、第11代垂仁天皇の御代に帰化した新羅国の皇子天日槍(あめのひぼこ)と従人がこの地に住んで、金工、・製陶の技術を業とするに及び祖神として祀ったことに始まる。

のち天日槍が出石(兵庫県)に立ち去る際に、宝物から鏡を山に埋めた。鏡山はこの伝説に由来するといわれる。

鎌倉〜室町時代は近江源氏佐々木氏一族の鏡氏の崇敬厚く、社運は隆盛した。

寛平年間に火災にあうとの伝えあり。

現在の本殿は室町時代に再建されたもの。

義経元服の折りに参拝し、源氏の再興と武運長久を祈願したともいわれる。

本殿が国重要文化財である。

拝殿、本殿以外の主な建物:中門、祭器庫、手水舎、社務所 境内社:4社 境外社:1社

拝殿

間口三間、奥行三間、入母屋造

本殿 

1466年:建築 

国重要文化財:建造物:指定 1901・08・02

三間社流造、向拝三間、こけら葺

木々に包まれて建つ本殿は、南北朝時代の建築。全体的に簡素な作りで、ゆるやかな屋根端の流れが美しいとされる。

《参考文献:歴史と文化 近江、滋賀県の歴史散歩、滋賀県神社誌》

竜王町内の国宝・重要文化財

県の中南部、近江八幡市の南に続く町。南西部には、海抜300m前後の丘陵性山地が分布するが、北東部には豊かな田園地帯が開ける。

ほぼ中央を祖父川が流れ、北境沿いを西流する日野川に注ぐ。

町は、県下でも最も早くから開けた地域の一つで近辺には古墳が散在する。

鏡山は古くから歌に読まれており、鏡山の北側、国道8号線に沿う鏡の集落は平安~鎌倉時代、東国路の要衝であった。

国道からすぐ南の山林中に鏡神社がある。本殿は南北朝時代のもので重要文化財である。

神社近くには“源義経元服池”なるものが残っており、奥州へ向かう義経が鏡の宿泊し元服、源氏の再興と武運長久を祈願したといわれる。

中山道の鏡宿として往来の旅人で賑わった。

見所としては、国宝・苗村神社・勝手神社・正覚院・八幡神社浄満寺といった古社寺がある。

鏡神社宝篋印塔

1332年

国重要文化財:建造物:指定 1960・02・09

鏡神社境内にあった重要文化財の石造宝篋印塔は近江で一番美しいとされる。

国道8号線寄りの「道の駅・竜王かがみの里」から山手に向かって進み、西光寺の跡地を少し登ったところに建立されている。

西光寺は鏡山十二峰の一つ星ケ峰の麓に、夢のお告げにより最澄が818年建立した。

信長の兵火(1571)で廃寺となった。

石造宝塔(1332)は西光寺の名残をとどめている逸品である。今は相輪上部を欠く。 

この宝篋印塔は鎌倉後期の造立で、塔身の4隅にフクロウを刻んだ珍しいもの。相輪の一部を欠くが、それでも高さは2mを越える。

笠石の下の塔身の周囲は180cm。2段の基壇を築き、その上に孔雀が向かい合っている格挟間を彫った基礎を置き、塔身、笠、相輪を積み重ねている。

堂々たる量感にあふれた逸品であり県下に残る宝篋印塔の代表作例の一つとされる。

鎌倉後期、1300年頃の作。

鏡神社石造燈籠

国重要文化財:建造物:指定1962 06 21

石造燈籠 (1422)室町時代

この石燈籠は、西光寺の鎮守八柱神社の社宝で、高さ2.8mある。

裏面に「応永28年8月8日願主敬白」の刻銘のある室町時代初期の作とされる。

当時の様式の多くは丸柱の中央に周帯を有するが、八角柱は珍しく、笠をもち火袋には四仏が彫られていて優美な意匠を凝らしたものとして、特に珍重される背の高い燈籠である。

《参考文献:歴史と文化 近江、滋賀県の歴史散歩、滋賀県神社誌》  

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