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滋賀県多賀町 飯盛木

Imorogi,Taga town,Shiga

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Apr.22,2016 中山辰夫

飯盛木 (いもろぎ)

犬上郡多賀町多賀

滋賀県指定自然記念物

近江鉄道多賀大社駅から南西に約1km行くと田んぼの中に2本のケヤキの樹景が見える。多賀大社への参道よりやや南にはずれた所にある。

     

ケヤキの大木は、ちょっと小ぶりな「男飯盛木」と少し離れたところにある「女飯盛木」である。かつては12本あったが、現在は2本だけ残るといわれる。

この二本のケヤキには由来がある。

奈良時代の養老年間、元正天皇が病気で食欲がなくなって多賀大社に平癒の祈願があった。神域に生えていたケヤキで作った杓子で強飯を盛って献上したところ、めでたく病気が治ったという。その杓子を造った残り木を地面にさした所根付いてケヤキの巨木となり、飯盛木と呼ばれるようになった。

今でも延命長寿のお守りとして人気のある「お多賀杓子」もこの故事にちなんだものである。

   

「お多賀杓子」と水中で泳ぐオタマジャクシの姿が似ているため、「お多賀杓子』が転化してオタマジャクシと名付けられたという記録が江戸時代にあるといわれる。

男飯盛木

 

全景

         

幹が大きく傾いて鉄柱で支えられている。その幹からは枝が真上に建ちあがっている。昔は幹が三本に分岐していたといわれる。

細部

      

女飯盛木

 

全景

           

細部

          

女木は二股になっていたことから名付けられたといわれる。

二本とも樹齢は300年を越えており、痛み方がはげしいように感じられる。

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