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滋賀県野洲市 日吉神社

Hiyoshijinja,Yasu city,Shiga

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野洲市小篠原140 日吉神社本殿 重文 近世以前/神社 鎌倉後期 鎌倉後期 一間社流造、檜皮葺 19440905


March 1,2014 大野木康夫 source movie

所在地 滋賀県野洲市小篠原140

日吉神社は野洲市歴史民俗博物館から狭い道を少し西に下ったところに鎮座しています。

本殿(重要文化財)

鎌倉後期の建築

一間社流造、檜皮葺

小さいですが姿がよい社殿です。

左右境内社


Oct. 2009 撮影/文: 中山辰夫

日吉神社(ひよしじんじゃ)

野洲市小篠原140

主祭神:大山咋神 例祭:五月五日

野洲駅の東約2km、丘陵下の杉木立の中にひっそりと建つ小社。開基の年代や社歴については不明である。

社伝では、天平14年(742)寺院建立の際、坂本の日吉権現を祀って本殿を創建するが建久2年(1191)焼失、弘安4年(1281)再建後、再三修理してきたようだ。

文明19年(1487年)修造の棟札が残されている。文明19年は六角高頼を足利将軍自身が征伐に来た時である。

人里離れた山裾の小さな村の中にあって、今も地元の自治会の人々が順番に保全に当たっている。

暖かで真心のこもった雰囲気が境内から感じられた。深い信仰に支えられてことが分かる。

年配のご婦人が週に数回お参りされ、境内をくまなく清掃されれいる。もう30数年になるとか。ありがたいことである。

白砂の上、杉木立に守られ素朴に建つ社の姿が美しい。 境内社2社の彫刻装飾がすばらしい。

本殿が国重要文化財である。

拝殿、本殿以外の主たる建物:神門、手水舎、宝庫 境内社:2社

拝殿

間口二間三尺、奥行二間三尺 入母屋造

本殿

1332:建築

国重要文化財;建造物:指定 1944・09・05 鎌倉時代

一間社流造、檜皮葺

玉垣内中央に建つ本殿は鎌倉時代後期の造立とみられる。正面の柱間1m余りという小建築だが、各部の造りは堅実である。

当社蔵の木鉾(きぼこ)などを含めて、鎌倉時代から信仰を集めてきた社殿である。

装飾は何一つ施さず、飾り気のない簡素さである。

こんなささやかな村の鎮守社にもそれにふさわしい小造りの鎌倉建築があったのだ。

境内社(左) (太神宮 野神社)

一間社流造 桧皮葺

詳しい資料がなく全く不詳であるが、その彫刻が素晴らしい。

狭間格子戸、脇障子、枠肘木、頭貫、板蛙股、蛙股、など華麗すぎる彫刻装飾が施されてある。

国宝の大笹原神社本殿と対比しても劣ることがないと思われる。

華麗さを誇る大笹原神社・春日神社本殿と時代をほぼ同じくしており、彫刻を得意とする宮大工がいたのかもしれない。

この近辺の神社で、建立が同時期の本殿に共通して彫刻が残されている。

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境内社(右)

参考資料:【野洲町史通史編】【歴史と文化 近江】【滋賀県神社誌】【野洲市教育委員会】【野洲町物語】【仏像集成】より抜粋

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