滋賀県野洲市 生和神社
Ikuwajinja,Yasu city,Shiga
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野洲市冨波乙631-1 生和神社本殿 重文 近世以前/神社 室町前期 室町前期 一間社流造、檜皮葺 棟札2枚 19020731
野洲市冨波乙631-1 生和神社末社春日神社本殿 重文 近世以前/神社 鎌倉後期 鎌倉後期 一間社流造、檜皮葺 19490218
May 23,2021 大野木康夫 source movie
2012.8.25撮影
本殿(重要文化財)
室町前期の建築
一間社流造、檜皮葺
末社春日神社本殿(重要文化財)
鎌倉後期の建築
一間社流造、檜皮葺
末社日吉神社本殿
野洲市富波乙631
主祭神:生和兵庫介藤原忠重公 例祭:五月五日
県道大津−能登川長浜線の生和神社の交差点を右に入ると大きな森が見えてくる。右端には祇王井川が流れている。
御祭神忠重公は藤原鎌足の末孫で、寛弘6年(1009)、藤原氏の荘園であった富波之荘の領主として大和の国より赴任。この地を開拓した。
この徳を慕い生和大明神と崇め、村の鎮守として奉斎してきた。朝廷の崇敬も厚かった。
天正4年(1576)織田信長に田地を没収されてから漸次衰微に向かった。
昭和48年(1973)生和神社遷座700年大祭が行われた。
祇王井川は生和神社の森で東西二川に分かれる。
東祇王井川と、西祇王井川は童子川と呼ばれ、中主町との町界を流れはるか琵琶湖に注ぐ。
鳥居をくぐり、境内を進むと古建築の社殿が二棟現れる。徳川時代の建築であろうか。
本殿と本殿に向かって右にある春日神社本殿が国重要文化財である。
拝殿、本殿以外の主な建物:神輿庫、神饌所、祭器庫、社務所、手水舎、中門、透塀 境内社:2社
拝殿
四方吹き放しである。
本 殿
1332 建築
国重要文化財:建造物: 指定1949・02・18 室町時代
一間社流造 檜皮葺
拝殿の背後に、一段高く唐門と瑞垣に囲まれて本殿が建つ。
木割の大きい堂々たる建物である。
向拝の蛙股は宝相華文様、主屋の蛙股は宝珠と雲などの彫刻が入れてあり見事である。
内陣全面の下方に入れた中心飾の格狭間も立派、欄間の装飾にも優れる。室町初期の建造で素晴らしい。
本殿の左右に末社の春日・日吉両社の本殿が並びたち静かなたたずまいを見せている。
中門があるため本殿が見えにくく、残念であった。
末社春日神社本殿
1332:建築
国重要文化財:指定 1949・02・18 鎌倉時代
一間社流造 檜皮葺
鎌倉時代の造立。
生和神社本殿と比較するとやや簡素な建物といえる。
この方が本社本殿より古い。
参考資料:【野洲町史通史編】【歴史と文化 近江】【滋賀県神社誌】【野洲市教育委員会】【野洲町物語】【仏像集成】より抜粋
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