滋賀県野洲市 春日神社
Kasugajinja,Yasu city,Shiga
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野洲市高木652 春日神社神門 重文 近世以前/神社 室町後期 永正8(1511)頃 棟門、檜皮葺 19610607
所在地 滋賀県野洲市高木652
春日神社は野洲市北部の高木に鎮座しています。
周囲の道路が狭隘ですが、なんとか自動車で行くことができます。
神門(重要文化財)
永正8(1511)年頃の建築
棟門、檜皮葺
非常にシンプルな門で、境内入り口にポツンと建っていますが、存在感があります。
野洲市高木652
主祭神:武甕槌命・経津主命・天児屋根命・比賣神 例祭:五月五日
永正8年(1511)の社記によれば、天武天皇白鳳2年社殿建立。
霊亀元年(715)藤原鎌足が三笠山春日大神を勧請し社頭造営、神領を寄進したと伝える。
仁寿元年(851)正六位上神階授与、天暦元年(947)以降法華八講を行ずる講殿を造営、中世末まで智泉坊として、神仏習合し、信仰されてきた。
往時は隆昌極めていたが、守護佐々木氏をめぐる応仁文明の兵火で社殿などを焼失する。
後、永正8年(1611)、地頭永原氏、有力名主層により社殿再建。
永禄11年(1569)、文禄、元禄など数多くの修理造営の棟札を残す。
境内の観音堂には、天文18年(1550)修繕した墨書、銘文を記す不動明王立像を伝える。
歴代領主の崇敬厚く、延宝5年(1678)、境内一町歩余除地、元禄10年には、本社へ四反四畝余高五石余、寄進を受けている。
明治9年村社に列する。
本殿に施されている彫刻装飾が見事である。左右の境内社の彫刻も見事である。
神門が国重要文化財である。
拝殿、本殿以外の主な建物:中門、手水舎、神門、社務所 境内社:愛宕神社、稲荷神社
神 門
1511:建築
国重要文化財:建造物:指定1961・06・07 室町時代
棟門 檜皮葺
上品な檜皮葺切妻屋根が、二本の主柱の上に乗っている。本柱上部に冠木(かぶき)を渡し、梁でとめている。
梁に板蛙股をのせて棟木を受け、梁の端に桁をわたして切妻屋根を乗せている。 すっきりした構造の棟門である。
円柱が板蛙股をくわえ込むところがこの形式の特徴である。もと扉をつりこみ、左右に築地塀があったのが失われたとのこと。
社伝に永正5年(1511)の再建とある通り、室町時代の建築である。
拝殿
間口三間 奥行三間 入母屋造
本殿
一間社流造、間口五尺 奥行五尺
彫刻装飾が素晴らしい。 こうした地方の小さな神社の本殿に室町時代の彫刻が現在まで残っていることは素晴らしいことだ。
境内社【右】
彫刻装飾が素晴らしい。
境内社【左】
彫刻装飾が素晴らしい。
参考資料:【野洲町史通史編】【歴史と文化 近江】【滋賀県神社誌】【野洲市教育委員会】【野洲町物語】【仏像集成】より抜粋
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