滋賀県野洲市 照覚寺
Yasu Shokakuji
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Nov. 2009 撮影/文: 中山辰夫
照覚寺(しょうかくじ)
野洲市野洲町三上1175−1
照覚寺は三上山の西側の集落中にある真宗寺院。
本堂は来迎柱以外すべて角柱を用いる寛保2年(1742)造営の改造の少ない建物である
表門
一間薬医門 切妻造、本瓦葺 天保12年(1841 扉金具銘)
親柱ごひら角柱 控柱面取角柱 女梁 男梁 平三斗 中備平三斗 二軒繁垂木
表門は標準的な規模の薬医門である。この門の特徴は桁行中央に置かれた丸彫の龍の男梁様の材である。
控柱通中備と、正面出桁を受ける中備をつないでいるこの龍は冠木上では両側から獅子の彫刻に挟まれ、一層派手なものになっている。
更に男梁の正面側先端は馬(麒麟)の半身となり、女梁は獅子頭の持送りをもつ。
ただ以上の点以外の妻飾・紅梁・絵様などは取り立てて派手な意匠は用いない。
金物具の陰刻によって19世紀も中期の作と知れるが、保守的な近江の特に湖東にあっては、極めて特異な意匠をもつ作例といえよう。
本堂
来迎柱以外はすべて角材を用いる寛保2年(1742)造営の改造の少ない建物である。
参考資料:【野洲町史通史編】【歴史と文化 近江】【滋賀県神社誌】【野洲市教育委員会】【野洲町物語】より抜粋
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