島根県益田市 医光寺
Ikouji, Masuda city, Shimane
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January 9, 2022 野崎順次 source movie
島根県益田市染羽町4-29
臨済宗東福寺派
滝蔵山 医光寺
(Ikoji Temple, Masuda City, Shimane
Pref.)
臨済宗東福寺派のお寺ですが、もとは天台宗崇観寺の塔頭でした。崇観寺は1363年に創建され、足利将軍の台翰(手紙)をもって住職を任命したほどの格式のある大伽藍でした。益田兼見は本尊の釈迦如来坐像作成の大檀那(スポンサー)となっています。
文明年間(1469〜1486)第七代住職雪舟はこの崇観寺の塔頭のひとつに庭園を残しました。その後、崇観寺は
衰退していき、17代益田宗兼によって医光寺が開基しました。
医光寺の雪舟庭園は国史跡および名勝に指定されており、
池泉鑑賞半回遊式の庭園で、鶴池に亀島を配置した吉祥の庭となっています。
(益田市観光ガイドより)
パンフレットと現地説明板
県文 総門
総門(県文化財指定)は、元、七尾城の大手門だったものを、関ケ原の戦の後、ここに移転し承応年間(1652~1655)以後、竹田の番匠により、屋根を黄檗宗寺院の山門にみられる、竜宮造になおしたものです。2本の太い柱に2段の屋根をかけ、大扉をつけた勇壮豪快な手法の門です。
(島根観光ナビサイトより)
国登文 中門 江戸/1751~1830
木造、瓦葺、間口4.6m
医光寺は市街地の東部に位置する臨済宗寺院。中門は四脚門で、切妻造、桟瓦葺とする。本柱は丸柱、控柱は角柱とし、頭貫で固め、出組組物で軒を支える。頭貫に亀甲紋を地紋彫りし、虹梁や木鼻など随所を彫刻で華やかに飾り、境内景観を特徴づけている。
(文化遺産オンラインより)
鐘楼、雪舟灰塚、庫裡
国史跡及び名勝 医光寺庭園 室町 池泉鑑賞式
いずれにしても、この医光寺の庭園は、様式的に見て、山畔を利用した池庭であり、半円形
の地割とされていたり、さらにまた、山畔から中島(亀島)にかけての石組が、向かって右下りに組まれてあることなどは、雪舟関係の諸庭園に共通する個性的なものが窺われる。
本庭には中島としての亀島一島があるが、中心石に巨石を用い、その手法は雪舟独自のものであり、亀頭石を西に向けて、傾斜角度もよく、これに対して山畔西部の出島には、鶴の羽石を高く立てて、鶴出島を抽象し、さらにまた、山畔の中央部には滝の石組がある。
この滝の石組は、一応枯山水としての滝石組であるが、雨日には、裏山から暗渠で、この滝口に水が引かれていて、美しい大量の水が落ちるのである。その工法は秘中の秘であって、どこから暗渠が導かれているのかわからない。どこかに雨水が集まって来る仕掛がしてあるらしい。
さらにまた、本庭は手前の護岸石組も美しいし、去る昭和三十三年九月に、著者が復原修理をして、雪舟作庭時代の姿にほぼ復原し、全庭の苔も美しく、山畔の大木の枝垂桜も美しい。
(重森三玲「日本庭園歴覧辞典、昭和49年」より)
平成20-24年修復工事の記録
本堂
開山堂
その他境内,一兵衛地蔵など
May 29,2021 瀧山幸伸
総門
雪舟灰塚
増田宗兼墓
庭園( 雪舟庭園)
国史跡・名勝
Aug.2010 瀧山幸伸 source movie
A camera
B camera
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