島根県松江市 神魂神社
Kamosujinja,Matsue City,Shimane
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松江市大庭町563 神魂神社本殿 国宝 近世以前/神社 桃山 天正11(1583) 大社造、とち葺 内殿1基、心御柱古材1箇 19000407 19520329
松江市大庭町563 神魂神社末社貴布祢稲荷両神社本殿 重文 近世以前/神社 桃山 天正11(1583) 二間社流造、こけら葺 19520329
May 18,2019 大野木 康夫 source movie
所在地 島根県松江市大庭町563
神魂神社は松江市の市街地から南、6kmほど行った大庭町に鎮座しています。
神魂神社のある大庭(おおば)という土地は、古く出雲国造(いずもこくぞう)の住んだところであった。八世紀始め出雲国造はここから杵築(きつき)に居を移したが、大庭には別邸を残し、それは明治維新まで神魂神社の社頭近くに建っていた。出雲神社の社家である国造家は、世代交代のとき「火継(ひつぎ)」という神火相続の儀式を神魂神社で行う慣行を古くから伝えているので、当社の創立はこうした国造家の儀礼と関係があるのであろう。現在当社は伊弉諾神(いざなぎのかみ)、伊弉冉神(いざなみのかみ)の二神をまつっている。
(国指定文化財等データベースより)
参道
境内各所
本殿(国宝)
天正11(1583)年の建築
大社造、とち葺
この本殿は天正十一年(一五八三)の再建であって、出雲国(島根県東半部)にのみ分布する大社造のなかの最古の遺構である。出雲大社本殿によく似ているが、総体の規模はこちらの方が小さく、また梁行に対して桁行がやや長い。柱が太く、また床高が床上の壁の高さよりもやや高いのは、出雲大社本殿とは逆の比例を示しており、大社造の古い形式を伝えるものであろう。また正面と背面の中央柱が、壁からかなり外に出て立っているのが目立つ。この柱は棟持柱であって、古くは伊勢神宮と同様に壁から離れていた可能性のあることをうかがわせる。
階段は出雲大社本殿と同様、正面向かって右につくが、中心柱の脇の板壁および内殿の位置と向きは、出雲大社とは逆の関係にある。殿内の軸部を丹塗(にぬり)とし、鏡天井に八雲、中央の梁に竜と雲を描き、また正面扉の内側には舞楽の図がある。
(国指定文化財等データベースより)
現存最古の大社造の建物ということで、古色を帯びて荘厳な雰囲気です。
部分撮影
末社貴布祢稲荷両神社本殿(重要文化財)
天正11(1583)年の建築
二間社流造、こけら葺
(国指定文化財等データベースより)
珍しい二間社の社殿です。本殿の左手にあります。
May 28,2017 瀧山幸伸 source movie
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