島根県大田市 温泉津
Yunotsu,Oda city,Shimane
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General
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石見銀山と共に栄えた港町 |
Nature
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Water | ||
Flower | ||
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古い街並が落ち着く、湯治の温泉場 |
Facility | ||
Food |
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May 26,2017 瀧山幸伸
温泉街 街並
Onsengai
薬師湯
Yakushiyu
元湯
Motoyu
内藤家
Naitouke
のがわや
Nogawaya
やきものの里
Yakimononosato
恵比寿神社付近 鼻ぐり岩が多く残る
琴が浜付近
Kotogahama
Oct.2008 撮影:高橋久美子
Dec.2003 瀧山幸伸 source movie
温泉津の港は、銀山の採掘資材陸揚げの拠点として、また採掘された銀の出荷港として大きな役割を担っていた。 その名残は銀山道の道標でしのぶことができる。物資だけでなく、銀山で働く人々が往来する賑わいの拠点でもあった。
温泉津の泉質は主にナトリウム・カルシウム-塩化物塩泉で僅かに青味がかっている。成分が濃く療養に良い。この街には、元湯と薬師湯二つの共同浴場があり、近所には湯治宿も多く、保養湯治の温泉として栄えている。温泉町と寺院は当時の面影を今に伝え、町の人々は気さくで話し好き。寅さんではないが懐かしい気持ちになる。
元湯 番台のおばあちゃん
話が弾んで楽しい。多くの原爆被爆者がこの温泉で療養したとのこと。
薬師湯
元湯向かいの湯治宿 長命館
みやげ物屋の若旦那
この方もホスピタリティたっぷり。大森と温泉津の歴史に詳しい。
町並み工房
若者有志により、古い街並みを活用した街起こし運動が盛り上がっている。
ここは、山口県の俵山温泉、湯布院近くの湯平温泉と同じく、なつかしくも素朴な街並の湯治場だ。
最近日本各地では伊藤滋教授の音頭取りのもと、街づくり交付金なども一体的な補助金も活用でき、特徴ある街づくりと住民主体の運営も可能で、地元のやる気も高まっている。
大森とセットで、街並の純化が楽しみな町だ。
温泉津港
取材記録
12月、オフシーズンの温泉津に夕方到着。寺の裏山でカラスが輪を描いて歓迎してくれる。寅さんの映画以上に素晴らしい人情の湯町だ。元湯に入浴して寿命を数年伸ばす。飲んでもおいしい。夕食は仁摩港に近い「かめや」で深海魚「ばばあ」の肝に舌鼓。漁師さんと仲良くなり痛飲。神話から抜け出したような元おねえさんも加わり盛り上がる。店の駐車場で寂しく車中泊。翌朝早く銀山へ。
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