静岡県湖西市 新居
Arai,Kosai City,Shizuoka
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新居関所跡(正式名称は今切関所:いまぎれせきしょ)
所在地:静岡県湖西市新居町新居1227-5
江戸時代の東海道の浜名湖口の今切を渡る新居におかれた関所。
幕府が江戸を守るため全国に設けた53ヶ所の関所の一つ。天下の険といわれた箱根関所よりも20年も前に設置されています。
1707(宝永4)年の宝永地震と1854(安政元)年の安政東海地震の二度の被害により移転をさせられています。建物は安政地震の翌年に建てられたもので、主要街道の関所建物としては、唯一の遺存例としてきわめて重要です。
母屋は南に正面を向いた平屋建て。構造は入母屋造、屋根は本瓦葺。形状は東西に長く、前面が「上之間」「中之間」「次之間」に分かれ、奥には「御書院間」「御用達場」「上番勝手台所」があった。さらに、「下番勝手同休息所」として桟瓦葺の3棟が取り付いていたそうですが、現在では「御用達場」と「上番勝手台所」の棟は失われています。
時代とともに関所は廃止されますが、その後は学校や町役場として利用されて、建物は関所家屋の形を保っている価値が高いとのことで1921大正(10)年、国の「史蹟」に、1955(昭和30)年には改めて国から「特別史跡」に指定されています。
その後は湖西市が新居関跡の復元整備事業を進め、今切渡船場の石垣・護岸のほか、関所の入口となる枡形広場の土塁柵、高札場および大御門を復元しています。(湖西市観光情報局HPを要約)
関所の建物の中の人形がリアルで、当時の関所がどのような形で旅人たちを吟味していたのかがよく分ります。発掘によって関所や宿場の痕跡が現れて次々と再現されているので一帯は高札場も含めて新しい感がありますが、旅籠の伊勢屋の内部や本陣などはそのままに残されていて風情を感じることができます。
新居関跡
Arai Sekisho ato
旧旅籠紀伊国屋
Aug.2009 撮影/文 高橋久美子
新居関所は、正式には「今切関所」といい、慶長5年(1600)に設置されました。
当初は今切口(遠州灘への浜名湖開口部)近くにありましたが、地震・津波により再三被災・移転、 宝永4年(1707)の大地震により現在地へ移転。
嘉永7年(1854)の地震で大破、翌年改築した建物は、昭和30年(1955)国の特別史跡に指定され、全国で唯一現存する関所建物として公開しています。
隣接する関所史料館では、「街道と関所」「旅と宿場」をテーマに関係資料を展示しています。
新居宿旅籠紀伊国屋は、徳川御三家の一つ紀州藩の御用宿を務めた縁により、正徳6年(享保元年1716)紀伊国屋の屋号を掲げ、以後宿内最大の旅籠として営業を続けた。
明治7年(1874)に大火により焼失、直後に建て替えられ明治30年まで旅館業を営んだ。
建物は江戸後期の旅籠の様式を随所に残しており、往時の雰囲気を残す内部には宿場文化を伝える資料を展示している。
(新居町HPより)
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