JAPAN GEOGRAPHIC

静岡県 伊豆スカイライン 

Izu skyline,Shizuoka Pref.

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富士と駿河湾、相模湾を一望
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Feb.20,2019 柚原君子

十国峠

所在地:静岡県田方郡函南町桑原1400-20

熱海駅からバスに乗って十国峠に。チケットは乗り降り自由でケーブルの乗車券付きで1200円。バスの中で買えます。駅から峠までの所要時間は約40分。

十国峠の命名は昔の区切りで10国五島が俯瞰できるところから来ています。

つまり

「安房の国(房州……千葉県南端)」

「上総の国(総州……千葉県中南部)」

「下総の国(総州……千葉県北部、埼玉県東辺、東京都東辺)」

「遠江の国(遠州……静岡県大井川西部)」

「信濃の国(信州……長野県全域)

「甲斐の国(甲州……山梨県全域)」

「武蔵の国(武州……埼玉県と東京都の隅田川より東)」

「相模の国(相州……神奈川県の北東部を除く大部分)」

「伊豆の国(豆州……伊豆半島と伊豆諸島……大島・新島・神津島・三宅島・利島の五島」

「駿河の国(駿州……静岡県大井川左岸)」

時代劇や時代小説にはなじみのある10の国の区分です。

当日の峠はやや曇っていて遠くの湘南海岸や三浦半島には霞がかかり、富士山はわき上がる雲で全体すっきりとは見えませんでしたが、それでも素晴らしい大パノラマで何度も深呼吸をしました。

十国峠のある伊豆半島は「南から来た火山の贈りもの」と呼ばれて、2018年4月に国際的に貴重な地形や地質としてユネスコ世界ジオパークに認定されています。

『伊豆半島は、約2000万年前は、本州から数百km南にあった海底火山群でした。フィリピン海プレートの上にできた海底火山や火山島は、プレートと共に北に移動し、やがて本州に衝突して半島の形になりました。約60万年前の出来事です。本州の中で一番新しい大地です。この伊豆半島の成り立ちを、「南から来た火山の贈りもの」というメインテーマにしました。伊豆半島の各地では、日本各地では見られない海底火山の痕跡をはっきり見ることができます。現在、順次、成り立ちを説明する解説板を整備しております。見どころを案内するジオガイドも36人が認定され、ジオツアーも活発に行われています。伊豆に観光に訪れる際の立ち寄り先に是非この機会に「ジオパーク」を体感していただければと思います。伊豆半島の新たな魅力に触れてみませんか?』という案内が静岡県観光政策課から出ていました。

フィリピン海プレートだけでなくユーラシアプレートの衝突によりできた南アルプスまで一望できる十国峠は、まさしく地質遺産を学べる大地の公園にふさわしい場所でした。

十国峠の展望台を降りてきて見上げた青空にケーブルカーの赤い箱と青い箱がバランス良くすれ違い、美しい景色でした。振り返るとそこには富士山が目の前に。

季節を違えて次回はハイキングコースを入れて近辺を歩いてみたいと思いました。

                                                                        


Apr.2012  瀧山幸伸 source movie

伊豆市 巣雲山から冷川付近

               

                     

 


Feb..2007 瀧山幸伸 source movie

滝知山付近からの富士 

Mt.Fuji and ocean from Takichiyama

         

滝知山付近からの熱海方面

Atami from Takichiyama

                

Jan.2007 瀧山幸伸 source movie

富士と太平洋の景観 

View of Mt.Fuji and ocean from Kurotake

      

Feb. 2004 瀧山幸伸 source movie

  

  

大涌谷

 

芦ノ湖

 

 

熱海

  

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