静岡県掛川市 大日本報徳社
Dainippon Houtokusha,Kakegawa city,Shizuoka
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掛川市掛川1176 旧遠江国報徳社公会堂(大日本報徳社大講堂) 重文 近代/文化施設 明治 明治36(1903) 木造、建築面積315.09m、二階建、入母屋造、正面玄関及び背面便所附属、桟瓦葺 20090630
Jan.31,2022 瀧山幸伸
大講堂
大日本報徳社の中心的な建物である]。明治35年1月に寄付金募集に着手し、約半年で寄付金が1万円以上に達し、同年7月1日に起工式を行った。翌年4月5日に竣工し、落成式が盛大に行われている。建築当初から大正年間には公会堂と呼ばれていたが、昭和の初期から講堂と記されることが多くなり、現在は大講堂と呼ばれている。
施工は地元業者の馬場組による。建物は木造2階建て正面は9間(20m)、奥行きは7間(15.9m)。入母屋作りで屋根は瓦葺きだが、窓の上部が半円形になっている、装飾が施された円柱があるなど、伝統を重んじながらも積極的に洋風を取り入れようとした、当時の洋風化への時代を反映した建築となっている。総工費は11,629円17銭3厘。内部は講堂となっており、奥に右から「先聖殿」「先農殿」と額がかかっているが、これはそれぞれ二宮尊徳、佐藤信淵を祀ったものである。会場は月一度行われる報徳思想の教化と普及を図る常会の会場として使用し、現在に至っているが、その後も報徳学園の講義室や結婚式場として利用されてきた。
正門(右:道徳門 左:経済門)
仰徳記念館
明治17年(1884年)有栖川宮熾仁親王邸として建てられたものの一部であり、昭和13年(1938年)に大日本報徳社に下賜され、現在地に移築された。正面14.5間、奥行3間の本体に廊下が取り付く木造平屋寄棟造桟瓦葺きの建物で延べ床面積269.42m2
仰徳学寮
明治17年(1884年)竣工の有栖川宮邸の一部であり、同37年(1904年)からは、霞が関離宮の一部であった。大正13年(1924年)からは、帝室林野局仮庁舎として使われ、昭和13年(1938年)に大日本報徳社に移築された。
報徳図書館
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講堂
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