静岡県河津町 栖足寺
Seisokuji,Kawazu Town,Shizuoka
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Feb.13,2026 柚原君子
栖足寺
鳳儀山栖足寺(河童寺)
所在地;静岡県賀茂郡河津町谷津256
臨済宗・建長寺派・禅寺
創建は鎌倉時代の1319(元応元)年の古刹。
別名:河童の寺。
下総総倉の城主千葉勝正の第三子である徳瓊覚照禅師により開山。
1859年の安政の火災により詳しい記述は消失している、としている。
現在の本堂は1886(明治19)年に再建。
境内の近くを流れる河津川に住んでいた河童を住職が助けたという伝説が残っており、この時に河童から贈られたという壺(甕……カメ)が現在でも寺宝として受け継がれている。きゅうりを身代わりとして病魔退散、無病息災、心願成就などを祈願する「きゅうり封じ」も行われている。ちなみに栖足寺に伝わる河童の壺は、日本昔ばなしで「かっぱのかめ」として、1992年01月18日(平成04年01月18日)に放送されている。
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『心をいやす水音が聞こえる、不思議なカメの話』
昔、伊豆の河津川に得体のしれない化け物が棲んでいる噂がありました。ある人は川の主、またある人は河童だろうと言いましたが、誰ひとりとして姿を見た者はいませんでした。
ある年のこと、川沿いの谷津の棚田は、一日中田植えで賑わっていました。このあたり一帯は栖足寺(せいそくじ)の田んぼ、でこの日は寺の田植えでした。
村人たちは、一日無事に働き終えて川岸で鋤や鍬を洗い、馬の身体を洗っていましたが、馬が突然暴れだしました。村人たちが何事かと駆けつけてみると、馬の尻尾に河童がぶら下がっていました。
村人たちは河童を生け捕りにし、「河童を殺そうか、打ち叩いてやろうか」と話し合っているところへ、栖足寺の和尚と小僧がやってきました。和尚は「わしに免じて殺生なことはやめてほしい」と言い、河童を逃がしてあげました。
その夜、和尚が眠っていると、あの河童がやってきました。「和尚さんのお言葉通り、遠くの地へ参ります。つきましては、このカメ(瓶)を大切にしてください」と、カメを和尚さんに渡して、どこかへ去っていきました。
不思議なことに、このカメからは水が湧き出るような音が聞こえました。この水の音に聞き入った和尚は、すっかり気持ちが良くなり、その晩はぐっすり眠ることが出来ました。朝になって目が覚めた時は生き返ったかのように、満ち足りた清々しい気持ちでした。
不思議なかっぱのかめの話は村中に広がり、多くの村人がこのカメの音に聞き入りました。この音を聞くと、悪意は霧のように薄れ、村人たちの心は清々しく晴れていきました。また河津川に出水がある時には、恐ろしい水の唸りが聞こえたそうです。おかげで村人たちは洪水から身を守ることが出来ました。
和尚は、かっぱのかめを寺の宝として大切にするよう言い伝え、今も栖足寺に大切に祀られているそうです』
本堂の左に河童の象がある。おりしも河津桜満開の季節で、河童に垂れ下がってくる桜は見ごたえがある。
河津川の並木よりもこちらの桜が、今回は一番きれいだった。甕を抱えて立つ河童がかわいい。河童は伝説上の生き物であるのかどうかは、この情報が進んだ現在でも解明されていない。全国的にもあまりにも多くの河童伝説が存在するからである。
栖足寺の天井はものすごく綺麗である。99枚の天井絵。
家紋の原型植物が描かれた日本古来の植物画。
寺院関係にはあまり類似するものはなく、大変貴重な作品と言われている。見事にきれいな青色にしばし見とれた。そして社務所にいらっしゃる方々は皆さんが頭に河童の形になる皿をつけていらして、ほほえましかった。
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