静岡県菊川市　黒田家

Kurodake,Kikugawa City,Shizuoka

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Mar.2022 酒井英樹

　黒田家は永禄年間(1558-70)以降この地に住む旧家で、江戸時代下平川などを知行地とした旗本本多家の代官を世襲した。
　一部を除いて城館の面影を残す水堀で囲まれた代官屋敷。
　

《主屋》
　桁行11間、梁間６間、寄棟造、桟瓦葺（当初は茅葺）
　黒田家には嘉永３年(1850)と文久元年(1861)の古図があり、間取りは後者とのみ一致する。
　また、耐震機能とみられる強固な構造を持つことから、安政大地震(1854年発生)後に建て替えられたとみられる。
　　　　　　　　　

《長屋門》
　主屋より古く１８世紀中ごろの建築と見られる。
　寄棟造、茅葺、桁行が主屋とほぼ等しい大規模な門で要所に与力窓をあける。
　　　　　　　　　　

《米蔵》
　桁行9.1ｍ、梁間4.6ｍ、切妻造、桟瓦葺
　主屋とほぼ同じころの建築と推定されている。
　　　　　　　　　

Mar.2012 瀧山幸伸 source movie

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Feb.2005 瀧山幸伸　source movie