静岡県御前崎市
Omaezaki City,shizuoka
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Mar.2022 酒井英樹
御前埼灯台
御前埼(おまえさき)灯台は、駿河湾と遠州灘を隔てる御前崎(おまえざき)の突端部、海抜36.7mの場所に建つ洋式灯台。
慶応2年(1966)の改税約書と慶応3年(1867)の大阪条約により、明治政府は明治元年から5年(1868-72)に13基の灯台(江埼灯台など)を建設後、続いて整備すべき灯台として江戸時代から江戸大坂間の航路を照らしてきた灯明堂を近代灯台である御前埼灯台に改築
イギリススティヴンソン社の仕様に基づき、工部省雇のリチャード・ヘンリー・ブラントンの指導監督により建設が行われた。
《灯台》
起工は明治5年(1872)、竣工及び初点灯は明治7年(1874)。
御前崎の突端部断崖の縁に北面にして建つ。
建築面積60.54㎡、総高22.5m。底部外径5.5m。
二重壁構造(煉瓦躯体に石積躯体を迫り出す)の灯塔の上に金属製の灯籠が載り、灯塔下部南面を囲むように煉瓦造の付属舎が付く。全体を白色塗装で仕上げる。
光達距離は19.5海里。
戦災復旧や耐震補強工事は行われたが、全体として旧態をよく保持しながらも現役の灯台である。
内部
御前埼灯台のバルコニーより遠州灘を望む
《旧官舎》
煉瓦造、平屋建、建築面積163.86㎡、寄棟造
Mar.2013 瀧山幸伸 source movie
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