Japan Geographic

看板考 柚原君子


Aug. 2008 東京都墨田区 墨田区の看板

古い家についている看板に興味があって、(本当は看板が欲しいけど収納場所が無い!)写真を撮っています。

味が有る看板。

肉屋看板

墨田区錦糸町駅前を両国方面に向かう、アーケード商店街で見つけた看板。

本場牛肉というどこにも当てはまるアバウトさだった……時代の名残……。

アーケードは最近は取り壊すところが多いですが、意外と昔の看板が残っている宝の場所です。

 

墨田区菊川の床屋さん。

余りのレトロさに営業中のお店に入って撮影許可をもらいました。

ニグロパーマは差別用語的なものもあって、最近は見かけない(と思います)。

ニグロパーマとは、パンチパーマよりもっと短い大仏様の頭のようなパーマのことだそうですよ。

     

墨田区菊川の氷屋さん。

冷凍冷蔵庫が普及してからは余り見かけなくなりました。

昔、父は大衆食堂をしていましたが、木の冷蔵庫の下段には氷のどでかい塊がいつも入っていました。

氷屋さんがリヤカーで菰を掛けた氷を鉤のついた鉄の棒で、ツーと地面を走らせて持ってきていましたね。

氷屋さんのあとはもんじゃ屋さんをやるお店が多かったです。もんじゃ食べるとかき氷、下町の定番でした。

  

そろばん塾は前は教場って言っていたんだぁ……

 

家庭用品を売る店、文化用品て、やかんやお鍋が、文化的な生活をする、という意味を持っていた時代があったんだぁ……と。

古い家が壊されると看板も消えるでしょうね。

ついつい見入ってしまいます。

 

 


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