Japan Geographic

看板考 柚原君子


「特賞!猿一匹」

所在地:岐阜県高山市昭和館内

こんな時代があったのか! としか言えない。おおらかというか、いい加減というか、こうでなくちゃいけないというか、メチャクチャというか……昭和30年代の当時は暮らしにくかったのか、暮らしやすかったのか、つがいでもらった動物を飼えるほど豊かな時代だったとは思えないし、と看板の前でしばし考えてしまいました。

動物は私たちのものでは無いのに、とはいいつつも牛肉豚肉美味しいと食べているし……、動物がみたかったら現地に行けばいいのに、動物園なんかに閉じ込めて、とは思いつつも動物園があれば行ってみたいし……。

人間は何てエゴなんだろうかと、看板の前でしばし考えてしまいました。

ちなみに、カバヤの屋号は動物のカバからとっているそうです。

 


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