「看板ナド出サレナクトモ済ムヨウナ、ソンナ日本人デアリタイ」
静岡県富士市の田んぼの中にあった看板。
農業をする(多分)おじさんが、ピンクの帽子を飛ばしながら、美味しいお米を作っているのだから、ゴミをすてないでね!とお願いをしている看板です。農業おじさんが頑張っている姿だけど、ピンクの帽子がオカマぽっくって、笑えて来ました。幹線道路に面してではなく、新幹線の高架下の田んぼに面した細いあぜ道のようなところに掲げてありました。
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お米を作る苦労は多いのでしょうね。暑さ寒さの自然と闘うばかりでなく、高額農業機具のローンとも闘わなければならないぞ、と友人が言っていました。その友人の話によると、雪のある季節に捨てられたゴミが多いとか。あらゆるものが投げ捨てられているそうで、春、田んぼのゴミ取りは農家にとって大変な作業だそうです(ビン、缶で怪我をすることも。大型テレビや冷蔵庫の廃品にお手上げのことも。煙草の吸殻がゴボッと捨てられていて、俺んちひとりで土地改良しなければなんない……友人は苦笑していました)。
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富士市には、「富士川用排水土地改良区」、「浮島土地改良区」、「吉原農地保全土地改良区」、「鷹岡農地保全土地改良区」、「富士東部土地改良区」、「富士南麓土地改良区」の6つの土地改良区があるそうです。「土地改良区」は、農業の生産性の向上を目的に、圃場(作物を栽培する田畑・農園)・農道・農業用水路の整備などの土地改良事業を行う団体として、土地改良法により設立が認められている法人で、都道府県知事の許可により成立しているそうです。基本的には改良区のすべての農業者が構成員(組合員)となり、理事長・副理事長・理事・監事・総代などの役員により運営されているそうです。看板は、土地改良区という法人と富士山のふもとの郷を守る会、という二つの団体が掲げているものですね。
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ゴミは誰かが捨ててある前例があれば、捨てやすいとか。見ている人がいなければ捨てやすいとか。魚釣りをするおじさんたちは、釣り糸、釣り針、酒の空き缶、煙草の吸殻、捨てる人としてワーストワン……だとか。
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都会では自転車ですれ違いの時、除けて待っていても会釈しないで平然と通って行く人が多くなりましたっけ。モラルはどうなった!と佐藤愛子氏のように叫びたい時があります。私は特に電車の中で化粧をしている人に、辞めてください! 恥ずかしいです!と言いたい、と常々思っていたのですが、2015年7月、全国でも初めて、大阪市営地下鉄・大国町駅が独自判断で、電車内化粧をやめてほしい行為として、駅構内に啓発ポスターの掲示を始めた、というニュースがありました。看板ナド出サレナクトモ済ムヨウナ、ソンナ日本人デアリタイトオモウ。
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