「お願いします」
北区十条商店街の八百屋さん。手書きですが、これも看板と認定(笑)させていただいて一枚撮らせてもらいました。看板となる文言の上には、千葉産の何が入っていた段ボールかはわかりませんが、ちゃんと「まいどありがとうございます」の印刷文字も利用してあって、全体的に面白看板と感じました。
看板を書くに至った理由を文言からいろいろと想像してみました。
■複雑に商品が積んであり、通路が迷路になっていて、探検隊のようにしなければレジに行かれない。お客さんだってレジのありかがわからなくて迷うが、店主はそれに気がつかずに、ひたすらのお願い書になった。
■聞き分けのないせっかちな、マイペースの高齢のお客さんが多い。
■言ってもわからない痴呆予備軍、または天真爛漫な人が多い土地柄で、テキトウに並んでレジを終えようとする人ばかりで、店主が何度も何度も口で言っても聞かないので、お願い書としての看板。
■店主が筋金入りの頑固者で一糸乱れぬ列でないと気分が乗らず、レジを打つ気になれないので、必死にお願いしている。
■もともと動線がおかしい設定の店舗。出口のような入口のような、どこから入ってもいいような気がするけど、変に入るとレジ終えた人とバッティングするのか、品物を手に取っただけで、持ち逃げに状態になるのか(あは!)
■お願いします、に慣れている元区議さんだった八百屋さん(笑)
と、まあ、面白看板の前にしばらく立っていた私ですが、混雑さは一向になく、というよりお客人はこのときは一人もなく、よけいに面白い看板になりました。
下町商店街の散策はやっぱりおもしろいです。
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