栃木県那須塩原市 那須疎水
Nasu Sosui,Nasushiobara City,Tochigi Nasu sosui
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Apr.2021 酒井英樹
那須疏水旧取水施設
栃木県那須塩原市
那須疏水旧取水施設は、那須岳を水源とし栃木県東部を南北に縦断して流れる一級水系那珂川の上流に位置する。
那須疏水は那須野ヶ原開拓の基盤施設として、内務省の直轄事業により明治18年(1885)に開削された。
その後、取水隧道入口付近の河床変動や岩盤崩落の受け明治38年(1905)に上流から導水路及び余水路を設けて西側に新しい取水施設(西水門及び西隧道)を建設し、翌明治39年(1906)に予備用として当初の施設(東水門及び東隧道)を利用するため水門等を石造に変えた。
昭和51年(1976)に施設は廃止されたが、公園施設として整備され保存されている。
<東水門>
<西水門>
<導水路及び余水路>
巨大は自然石を利用した角落水門から「く」の字型に屈曲して西水門に至る導水路と
西水門の手前からさらに「L」字型に屈曲して再び那珂川に至る余水路からなる。
全長209.8m。導水路の敷幅約6m、側壁法勾配約5分とした台形断面を持つ石造水路(側壁:谷積、底版:石敷)。
余水路は底版を石敷とする。
Sep.2008 瀧山幸伸 source movie