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東京都台東区 浅草

Asakusa,Taitoku,Tokyo

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 Nature
 
 Water
 
 Flower
 
 Culture
 
 
 Facility
 
 Food
 


Feb.2,2021  柚原君子

神谷バー
所在地:東京都台東区浅草1-1-1

1878(明治11)年3月、電信中央局が開業して東京銀座木挽町に初めて電気が灯りました。
電気が珍しかったので、舶来・ハイからという意味で『電気××○○』という名称が巷では多く付けられた時代だったそうです。

1880年(明治13年)4月、初代神谷傅兵衛は浅草区花川戸で「みかはや銘酒店」を開業して酒の一杯売りを始めます。2年後に輸入葡萄酒の再生販売を始め、翌年には速成ブランデーの販売に。これがデンキブランの始まりです。そして30年後の1912年(明治45)年に神谷バーをオープンしています。

現在も使用している神谷ビルが完成したのは1921(大正10)年のことです。
2011年(平成23)年10月28日には神谷ビル本館が登録有形文化財に登録されます。松屋側の歩道側壁に登録のマークが打ち込まれています。

子どものころ、東京スカイツリーの足元である業平橋交差点脇に住んでいましたので、浅草は徒歩圏内。隅田公園などでもよく遊びに行きましたが、吾妻橋を越えると何故か大人の世界で栄えある日の浅草寺お正月参りと仲見世の賑わい、こどもの日の浅草松屋デパートの屋上の遊園地、時々観に連れて行ってもらった映画館街。ストリップ劇場もメイン通りに多く、目をそらしたりそらさなかったり。歓楽街の入口にあたる神谷バーのデンキブランのイルミネーションや喧噪な店内は、それよりも更に大人の世界でした。

強いお酒と言われているデンキブラン。普通のアルコールを二口も飲むと心臓が早鐘になる身としては、大人になった今でも踏み入れたことのない世界のです。
『一人にて酒をのみ居れる憐(あは)れなる となりの男になにを思ふらん』
(神谷バァにて) 萩原朔太郎
             

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