東京都江東区 深川水かけ祭り
Fukagawa Mizukake matsuri,Koto,Tokyo
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Aug.12,2023 柚原君子 source movie
奉納神輿
平野1丁目巡行
連合渡御 江戸資料館通り
Aug.17,2014 柚原君子
深川八幡 本祭り
Fukagawa Hachiman Honmatsuri
Aug. 2008 撮影:柚原君子
三年に一度の深川八幡様のお祭りが行われました。
8/17(日)は連合渡御といいまして、 深川八幡様の氏子である町会がそろって早朝より練り歩きます。
その神輿の数、55基。
担ぎ手は一基で40人から50人。
その担ぎ手の交代要員を100人から150人後ろに従えています。
沿道の観客は今年は読売新聞の記事によると31万人との事でした。
今年は岩手県平泉の神輿が初参加されました。300年の祭りの歴史で、よその神輿が入ったのは初めてだそうです。
連日の猛暑の東京深川ですが、あいにく17日(日)は台風の影響で肌寒く気温は25度。
消防の放水が6箇所。ものすごい圧力の水が降ってきます。
四トントラックにビニールシートを敷いて、巨大プールと化した中から、バケツでくみ出される水も半端な量ではありません。
水を掛けることはお清めの意味ですので、沿道の人もその辺のバケツ水桶は無礼講。
担ぎ手が担がれて(笑)水桶に放り込まれる場面もたくさんありました。
とにかく、水をかけられますので担ぎ手もついて歩く人々も、午後には唇が青ざめていました。
クーラーの室外機が温かい風を吹かせるので、その前で暖をとる人もいました(笑)。
各町会の接待係は、町のあちらこちらにテントを張って、時にはほかの町会の人にも、どうぞどうぞと接待をします。
寒くって仕方がないので、ある町会の接待場所に、トン汁らしい発泡スチロールがあったので、近寄ったら冷たいトコロテンで大笑いした、と言う話も。
温かいもの!と皆が思った寒いお祭りでした。
でも、三年待ったお祭り。
じっとはしていられません。
生後3ヶ月の乳児から遺影を抱く人から、車椅子を押してもらってみこしを追いかける人、半纏を着た犬、鉢巻締めさせられた犬から、町は祭り一色でした。
14日(金)宵宮
お祭り前夜。14夜でした。
16日(土)今日は神輿が町内を練り歩く日です
犬もお祭り衣装
赤ん坊が濡れるのでタオルでくるんで
粋な担ぎ方。手を組んだりしますが、担ぎ棒は持ちません。うれしそう!
さてここから17日(日)連合渡御
早朝5時。お神酒所に集合。これから連合渡御に出発です。
帰町は午後2時〜3時の予定。長丁場です。神輿をしっかり担ぐ!皆さん緊張気味。
わが町会が一番!で見送る人も集まってきてエールを送ります。頑張って行って来てねぇ。
腹ごしらえ。町会の婦人部の方たちは準備のため4時集合です。
いっぱい食べてしっかり担いでね。祭り総代も皆さんに激励を
警護をする人たちが持つ紐です。
連合になるとみこしが順番に行きます。自分の町会の神輿の輪の中を示すものです。
担ぎ手も担ぎ手要員でついて歩く人もこの中に入って守られます。
出発前にもう一度正しい担ぎ方のレッスン。
深川八幡様のお祭りはきれいです。担ぎ方も歩き方も。
各町会でこのような努力をしています。
長丁場になります。しっかりとこはぜを締めて。
あちらこちらか神輿が集まってきました。
深川八幡様に通じる道路に、神輿が集まって隊列を作って、これから八幡様にお祓いを受けに行きます。
このような神輿が三基行った後に、当町会の神輿が続きます。
しっかり力が入りますように。
きれいどころには、きれいどころの役目が。
きれいに担ぐ。それも深川の粋。
お兄さんも。いなせに。
出発です。
しっかり担いで元気に町会に帰ってこられるように。
締めます。三本締め!拍子木のよい音。
まずは若者たち。
神輿を誘導する人は白いたすきを掛けています。
笛を吹いてワッショイの調子を合わせたり、勢いづく神輿が、とんでもないほうに行ったりしない様に、また、神輿がきちんと平らに担がれているか、人の力が均等に入っているかを見ます。
女神輿(女性だけで担ぐ)が時々ありますが、重さに耐えて、女性たち皆必死な形相になってくると、この、周囲にいる誘導の人達が、笑え!笑え!と、自分のほっぺにてを当てておどけてくれます。
担いでいる女性たちは笑います。
町会の輪が広がります。和が保てます。祭りの大きな要素と収穫です。
祭りがあるから、町内は仲良しです。
集まってきました。
背筋がビビビッときます。
神輿なので本当は上から見下ろしてはいけないのですが……
前へ前へと行きたがる神輿
間合いを計る誘導の人達。
一列の隊列を組んでこれから八幡様にお祓いを受けに行きます。
今年は平泉の神輿も参加されています。
よその神輿が八幡様の連合渡御に参加は初めてとの事。
いってらっしゃい!
きさらぎ橋の上から見送ります。
−−−−−−−このあと神輿は八幡様がある永代通りに55基一列に並び-------------
------それぞれ門前に出てきている神主さんに、お祓いを受けたあと大門通りに向かい------
----------そこから江戸資料館通りで小休止、9時の朝食タイムをとります-------------
私はここでひとまず家に帰ります。
お祭りのお客人がいるので朝食の用意のためです。
9時より、江戸資料館通りに整列するところから参加します。
江戸資料館通りにパトカー先頭にして入ってきました。
お囃子の車が見えます。
お囃子の車はわき道に入りここから、やってくる神輿をお囃子で迎えます。
きれいなお姐さんばかりです。
深川をふるさとに持つ彼女たち。
伝統のお囃子もちゃんと引き継がれています。
お客様の平泉の神輿も無事に到着しました。
深川の水をかぶった神輿がうれしそうに揺れていました。
神輿が通る道を清める、先導する、祓う、喜びを表す、ということで各町会の神輿にはそれぞれ思い入れのある形があります。
子どもたち。 練習をしました。町会のおじさんが見守る中で。
ご愛嬌。
沿道の人もこれ見てにっこり♪
ここの町会も例年マトイです。
江戸三大祭にふさわしい雰囲気です。
わが町会の神輿も到着しました。出発より3時間半が経っています。
さて小休止が終わって、再び拍子木で三本閉めて出発
清洲橋を渡って、エアシティターミナルから新川に入ります。
誘導の人の真剣な目。
遺影も。
見せてあげたい深川の祭り。
祭りを楽しみにしながらなくなられた方の話を聞きます。
町内ではなくなられた方の家の前で、神輿がぐるぐると回って礼を尽くすこともあります。
四方八方から飛んでくる心地よい水。
神様を担ぐ心地よさ。陶酔感も確かにある。
生きているんだなぁ、って本当に思う。
オリンピックで言えば旗手。
町会名を書いた旗を持っています。
町会名の書かれた旗を持つのは男性が多いのですが、
中には女性が持っている町会もあります。
こんな風に支えています。
「前!前!」
祭りのときによく聞かれる誘導の言葉です。
神輿が練って進まないときに、前の神輿と間が開きすぎたときなど
前へ!前へ!と声を掛けます。
前へ!前へ!人生何があっても前へ前へ、励まされる言葉
祭りの中で私の一番好きな言葉です。
-----このまま、ずーと神輿を見たいのですが、私だって担ぎたい。
ここまで神輿を見たあと、半纏に長パッチに着替えて11時に休憩をしている新川に合流しました。
なので写真はここで終わりです。
消防車による大放水や永代橋のうえできりもみになる神輿
永代橋降りたところで女神輿になる場面など、次回は皆さんがその目で見られるように、ぜひ深川に。三年後に来てください。
形ばかりすこし神輿を担いだ私は、いま心地よい肩の痛さの中にいます。
今年の祭り。生きていて本当に良かった、と思います。
Aug.2005
その1 Aug. .2005 HD(1280x720)
富岡八幡宮前でお払い
富岡八幡宮境内
その2 Aug. .2005 HD(1280x720)
木遣り
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