東京都板橋区 南蔵院
Nanzoin,Itabashiku,Tokyo
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Apr.12,2018 柚原君子
所在地: 板橋区蓮沼町48(都営三田線本蓮沼駅より徒歩5分)
板橋区10景になっている南蔵院。枝垂れ桜が見事ということで今年は是非写真を撮ってみたいと出かけました。南蔵院は中山道沿いにあるお寺で、8代将軍吉宗のときに鷹狩りの際の休憩所となった寺院です。こじんまりとした中に、不動堂・庚申地蔵尊・地蔵堂などが配置されていずれの角度からも絵になる風景です。本堂左右に合計4本の枝垂れ桜。本堂右に墓地に通じる道の右側に一本有るのは一重の枝垂れ桜、その奥にも八重ですがかなり大きな木の枝垂れ桜が一本あります。
1,
3月26日 咲き始めの枝垂れ桜
まだ咲き始めの枝垂れ桜。淡い桃色が可憐です。満開になると白色になるようですが、咲き始めの淡い色もいいと思います。本堂にはお釈迦様誕生を祝う「花祭り」(4月8日、灌仏会という仏教行事。明治になってから花祭りと呼ばれるようになった)のご用意もされていました。
お釈迦様はシャカ族の王子で、母親の右の脇からお生まれになって、すぐに四方に7歩ずつ歩いて、「天上天下唯我独尊」と言われたと伝えられています。唯我独尊は自分が一番偉いということではなく、一人一人の命はかけがえがなくあるがままに尊い、という意味です。お釈迦様が生まれたときに空から9匹の龍が甘露を降り注いだ、という言い伝えから甘茶を掛ける行事となり、釈迦尊誕生を祝うと共に一人一人の命の大切にするようにとの願いが込められています。
クリスマスやホワイトデーやハロウィンは異文化でありながら商魂が介在することによって大きなイベントに育っていますが、一応仏教国である日本の花祭りは甘茶では売り出しようがないのでしょうか、各お寺でのひっそりとした行事に感じます。
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4月1日 満開の枝垂れ桜……JPGのみ。ほぼ満開になりました。しかしアクシデント。RAWで撮ろうとした私のカメラにSDカードが入っていません!しかたなく娘のソニーミラーレスを借りてJPG撮影。……ちょっとなぁ、です。
3,
4月1日 同日夜に立ち寄りましたが、同日なので同じカメラしかなく……JPGのみ……満月が出ていたのになぁ。
4,
4月2日 満開です。早朝は人がいないのでは?と出かけてみました。
前日にSDロスがあって、それでもミラーレスで撮ったのですが、人混みもあり、撮り直すなら朝のうちにと、出かけてみました。人のいない境内で、すっきり気分で撮ることが出来ました。
5,
ライトアップに挑戦しました。まだまだ思ったようには撮れません。下からだけのライトアップなら良いのですが、枝の間にいくつもあるライトを避けながらです。うまくいきません。桜の色そのものも壊している気がします。ひっそりと空の闇にも溶け込むようなライトアップになればいいのに、とおもいつつ、ライトが消される最後まで粘ってみました。
6,
満開の間は、桜祭りの行事なので入口より幕が張り巡らされて、その後ろにいらっしゃるお地蔵様たちの姿は上からのぞき込まなければ拝顔出来ませんでした。幕が取り除かれた南蔵院はどうなっているのかと出かけてみました。満開から2週間後です。すっかり葉桜になって風に揺れていました。けっこうなボリュームになので来年がまた楽しみです。幕の後ろになっていたお地蔵様や庚申塔を撮ってきました。
1653承応(2年)に旧蓮沼村の庚申待講によって造られた丸彫り地蔵の庚申塔があるとのこと。これかな、と思った像はきれいなお顔でした。
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