東京都板橋区 西光院
Saikoin,Itabashiku,Tokyo
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Apr.12,2018 柚原君子
「西光院」
所在地:板橋区南町31-1
冬に境内の積雪で遊ばせてもらってから、時々出かけるようになりました。牡丹がきれいに咲いていて春の西光院を撮ってみました。
西光院は医王山薬円寺西光院と号し御本尊は阿弥陀如来様。開山は覚慧とされていますが、詳細は不明です。しかし過去帳に「法師是空元和二丙辰年二月寂」との記載があることから、1616(元和2)年以前にあったと思われます。本堂に向って左横にある薬師堂は、正徳年間(1711-16)に松平尚庸が妻の眼病平癒祈願のために建立したもので、厨子入りの薬師如来像(秘仏)や、日光・月光菩薩立像、十二神将像などが祀られています。
さらに薬師堂より左奥にある法眼堂は、大正13年の耕地整理の時に発見された「法眼坊楠見氏」の遺品や戦国時代と思われる人骨を祀ったものです山門前のスダジイは、樹齢四百年余の巨木で、平成6年度に板橋区の登録文化財となりました。豊島八十八ヶ所霊場の第82番札所であり、板橋七福神の一つ大黒天も祀られていす。(参考資料:板橋区教育委員会)
教育委員会の紹介では上記のようですが、「いたばしの寺院による西光院の縁起」では、「明治七年三月、「寺院書上げ」に当時の住職の早船貞治は「創立年月井開基等不詳、色衣香衣一色寺格」と報告している。このことからも、開山の覚慧も寺伝であって、未だ開基開山等は明確にされていないようである。然し残存する過去帳に「法師是空元和二丙辰年二月寂」(1616)とあることから、この頃既に寺院の存在は確かである。門前の椎の木は樹令四百年以上と推定される。本寺は江戸初期ごろ開創されたものと推定して間違はないであろう。正徳年間には権大僧都法印祐光が在住し、墓碑には江都江沼氏の享和三年七月秋光院殿蘭室確淀居士、松平主膳の文化元年七月の清海院殿粛法道敬大居士等が残されている」。となっています。
いづれにしても、小さな山門を入ると落ち着いた雰囲気の静かなお寺です。渡り廊下をくぐった奥にある墓地に続く道の樹木も多く、歴史のあるお寺と思えます。
「東京4年ぶりの大雪」
2018年1月22日。東京に雪が降りました。南岸低気圧(発達しながら八丈島付近を通過する低気圧)による影響で20㎝の積雪。四年ぶりとのことです。首都高速では通行止めが相次ぎ、成田空港では9,900人が空港で一夜を過ごすことになりました。
続く寒波で、翌日は快晴でしたが、雪は溶けずに凍りつき、2週間経った現在でも日陰の道路ではまだ所々に雪の小山が残っています。
首都高速は雪が凍り付いたままなので復旧が遅れ、人の力で凍り付いた雪をトンカチでかち割りながらの、除雪の風景も見られています。
2月6日には北陸地方が記録的な大雪に見舞われています。福井県内のあわら市から坂井市にかけての国道8号で、トラックや乗用車など約1500台が立ち往生し、県が陸上自衛隊に災害派遣を要請する事態となっています。
先頭の大型車が脱輪したのが渋滞の始まりだったそうですが、降り積もる雪に動けず、1500台が3日間も車の中に閉じ込められている状態で、近隣や大手の飲食関連業者が差し入れを続けているそうです。
自衛隊員が先頭から一台ずつ車輪の下の雪をかいていき、降り続く積雪の道路を整備して、一台ずつ通過させている状態をテレビが映し出していました。
同日午後2時現在の積雪は136センチで、130㎝を越えたのは実に37年ぶりとのことだそうです。
毎年積雪が見られて、交通機能や生活環境が激変するこの時期、受験があります。受験生にとっては人生を決める大切な時期でもあります。成人式も雪があり、振り袖のお嬢さんは大変だった様子。自然の驚異は避けられないのですから、日本も気候風土に合わせて成人式や受験時期を、季候のいい秋に変更できないものかと、雪のニュースを観て思います。
以下、西光院を中心に、その他場所も含みます。
1、1月22日:東京大雪
2,1月23日:東京大雪の翌日
3,1月31日:大雪の終着
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