東京都港区 旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)
Kyu Togugosho,Minatoku,Tokyo
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港区元赤坂2-1-1 旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮) 国宝 近代/住居 明治 明治42(1909) 石造及び鉄骨煉瓦造、建築面積5,150.00㎡、地上二階地下一階建、銅板葺、車寄及び階段附属正門及び塀1棟、東西衛舎2棟、主庭噴水池1所、主庭階段1所 20091208 20091208
Jan 1,2020 柚原君子 source movie
迎賓館 赤坂離宮
所在地:港区元赤坂2-1-1
中央線、総武線「四ッ谷」赤坂口下車 徒歩7分(または地下鉄南北線・丸ノ内線)
お正月三が日は無料開放。並ぶこと1時間。荷物検査も厳重で、持っているペットボトルは、検査員の前で一口飲まなければなりません。国宝に指定された日本に二つとない豪華な建物。必見の価値ありです。正面にはお正月らしく樽酒が。元旦のみふるまわれたようです。夕刻にかかりましたが、正面の屋根にある天球儀と霊鳥、また裏に回った主庭からみる建物や噴水にも夕日が降り注ぎ、日本における唯一のネオバロック様式の西洋宮殿綺麗でした。
正門もライトが入り宮殿らしく一段と華やかになっていました。
1,2 迎賓館赤坂離宮本館
かつて紀州徳川家の江戸中屋敷があった場所には、明治を迎え皇室に献上され、仮皇居などが設けられてきました。この土地の一角に明治42(1909)年、東宮御所として誕生した日本で唯一のネオ・バロック様式の西洋宮殿が、現在の迎賓館赤坂離宮の本館です。建設の総指揮を執ったのは片山東熊。建物の両翼を前方に張り出し湾曲させた特徴的な設計。建物の屋根には阿吽の鎧武者や星が散りばめられた天球儀を配しました。当時の欧米の最新技術や流行も取りいれつつ、和の意匠にもこだわって、明治期を代表する建物を作り上げました。
戦後は国に移管され、日本と国際社会の関係が活発になる中で、昭和49(1974)年に迎賓館としてよみがえりました。現在は、世界各国から賓客をお迎えする外交の場となっています。創建から100年を迎えた平成21(2009)年には、本館、正門、噴水などが明治期以降の建物で初めて国宝に指定されました。
(公開パンフレット全文)
3 御列の儀のオープンカー
2020年元旦から3日間のみ迎賓館正面に公開されました。
車のナンバーが11-12となっています。正面より自撮りコーナーには30分以上並ぶ長い列ができていました。なお当初の予定は10月22日でしたが、台風により11月12日に延期されています。
御列の儀、当日の予定表(日本政府公開資料全文)
●挙行日:平成2年11月12日(月)
●概要: ・天皇皇后両陛下が宮殿南車寄にお出まし ・国歌演奏 ・御列が宮殿南車寄を御出発(約4.7キロをオープン・カーで進行) ・御列が赤坂御所御車寄に御到着 ・国歌演奏 ・天皇皇后両陛下が赤坂御所にお入り
●供奉:皇太子殿下
●車列参加:内閣総理大臣、内閣官房長官、内閣官房副長官等 今回(既に決定している事項)
●挙行日:令和元年10月22日(火)
●趣旨:即位礼正殿の儀終了後、広く国民に御即位を披露され、祝福を受けられるための御列(平成30年4月3日閣議決定)
●経路: 御列は、宮殿を御出発になり、二重橋前交差点、桜田門交差点、国会議事堂正門前、憲政記念館前交差点、国立国会図書館前、平 河町交差点、都道府県会館前、赤坂御用地南門前、青山一丁目交差点及び権田原交差点を経て、赤坂御所に御到着になる。(令和元 年5月21日第5回式典委員会決定)
●列立て: ⑴ 祝賀御列の儀には、秋篠宮皇嗣同妃両殿下が供奉される。 ⑵ 祝賀御列の儀の自動車列には、天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位に伴う式典委員会の関係者たる内閣総理大臣、内閣官 房長官及び内閣官房副長官等の車両が参加する。(令和元年5月21日第5回式典委員会決定)
●天皇皇后両陛下のお車: オープン・カーとし(平成30年11月20日第2回式典委員会決定)、「センチュリー」とする(平成31年1月17日第3回式典委員会に おいて事務局から報告)。
4 噴水
本館の南側には主庭が広がり、その中央に位置するのが噴水です。創建当時からのもので、国宝に指定されています。彫刻の石組みの上に青銅製の水盤を置いた構造で、中間の水盤の上にいるのはシャチです。噴水塔を囲む縁石にいるのは亀、その四方を、鷺の上半身に下半身がライオンで翼を持つギリシャ神話にも登場する伝説上の生物「グリフォン」が守っています。花崗岩を使った縁石の中には花々が。噴水の位置が本館より低く設計されているために、列柱が並ぶ軽やかな南面の背景と見事に調和。都心にありながらビル一つない空の下、創建当時と変わらぬ景観が広がります。
(公開パンフレット全文)
5 正門
本館を遠くに望む正門は、朝日を受けると白と金の配色が一層鮮やかに。建物と見事な調和をもたらしています。デザインはベルサイユ宮殿を始めとするフランス宮殿の門牆(もんしょう)に倣ったもの。左右に広がる外構柵とあいまって壮観な印象に包まれます。整然と続く外構柵の奥にはクロマツが植栽された門庭が。優美な印象も与えます。中央の上部には、金色に輝く菊の紋章が掲げられています。(公開パンフレット全文)
旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)
所在地 東京都港区元赤坂2-1-1
旧東宮御所は,皇太子明宮嘉仁親王,のちの大正天皇のための御住居として明治42年に建設された宮殿建築である。
明治期におけるわが国最大の記念建築であり,本格的な西欧の建築様式を採用しつつ,彫刻等の装飾にはわが国独特の主題を用い,精緻な工芸技術が駆使されており,意匠的に高い価値がある。
西欧の建築意匠や技術の習得に始まった明治期の建築界において,意匠的にも,また当時の先端技術を導入している点でも,日本人建築家の設計による建築の到達点を示しており,明治以降,昭和戦前に建設されたわが国の建築を代表するものの一つとして,文化史的意義の特に深いものである。
(国指定文化財等データベースより)
平成21(2009)年12月8日に国宝に指定された。
現在、国宝に指定された建造物の中で建築年代が最も新しいものとなっている。
明治42(1900)年の建築
石造及び鉄骨煉瓦造、建築面積5,150.00㎡、地上二階地下一階建、銅板葺、車寄及び階段附属
噴水側から
主庭噴水池及び主庭階段は附指定
内部は撮影禁止、参観後正面側へ
東西衛舎並びに正門及び塀は附指定
旧東宮御所
東京都港区赤坂
本館
前庭側
主庭側
<主庭噴水>
側面
<右側面>
<左側面>
パンフレット
東京都港区赤坂旧東宮御所は、後の大正天皇の皇太子時代の住居として、片山東熊が建築工事を統括して明治42年(1909)に竣工。
石造及び鉄骨煉瓦造、二階建、建築面積約5,000㎡
ネオ・バロック様式を基調とした外観を持つ。
東宮御所として建築されながら、あまりにも豪華なため敬遠されたと言われていたが、戦後は国賓の宿泊施設として迎賓館に改造されている。
平成21年(2009)重要文化財と国宝を同時に指定されている。
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