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東京都目黒区 海福寺

Kaifukuji,Meguroku,Tokyo

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Feb.9,2024  柚原君子


所在地:東京都目黒区下目黒3-20-9

隠元禅師が日本で初めて開いた寺院。江東区立明治小学校新設の為、明治43年(1910年)、現在地に移転。移転に伴う墓地整理の際に檀家の溝口家のミイラが発掘されて東京帝国大学に献体された経緯がある。元の場所が江東区門前仲町近辺ということで江東区と中央区にかかる永代橋が江戸時代に崩落しているので、その供養塔が寺内にあり、それも共に目黒区の当地に移転されている。崩落の原因は深川八幡宮の例大祭が中止が続き、11年ぶりに開催されたため、群衆が多く集まったのと、たまたま将軍の子どもたちが乗った船が大川を行き、庶民が永代橋の上から将軍一族を見下ろすのを防ぐため、足止めをされて解除の後に一気に人々が渡ったので橋が崩れ落ちた、という惨事に。500人近い人々が溺死という悲惨な結果になった。「永代橋崩落」(杉本苑子著)にもなっている。その犠牲者の霊を慰めるために供養塔がある。供養塔は1807(文化4)年に、石碑は1856(安政3)年に建立されている。
海福寺はちょうど工事中で赤い四脚門や本堂(大正天皇が幼少時に養育された建物でもある中山忠能侯爵邸を移設したもの)は文化遺産だが、しっかりと写真が撮れなかったのは残念。

                    


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