東京都豊島区 目白庭園
Mejiroteien,Toshimaku,Tokyo
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May 11,2021 柚原君子
目白庭園
今年の目白庭園の鴨は4月末に13羽生まれました。一羽がどうにかなってしまって(蛇もいるそうですから)5月半ば現在12羽です。子鴨羽はまだまだとても短いです。
泳いでいるところから岸にあがるように母鴨が呼びかけるところに遭遇しました。子鴨が次々と石のある場所に上がってきます。ちゃんと短い羽を震わせて水滴を落としています。母鴨は一羽ずつ、首ねっこを噛む真似をして、何やら言い聞かせているようです。もう一度水場に行きたいそぶりの子鴨にはパクパクと何度も噛んで、親鳥の右側に集めています。子鴨たちは言いつけを守れるお利口さんから子鴨の山を作り始めます。子鴨がある程度固まったのでしょうか、親鴨が子鴨の山にすこし寄り、子鴨たちも親鳥の羽の下ににじり寄って、最後にはほぼ全員が親の羽の下に。
途中、親鳥は噛みつく以外はこちらに聞こえるような声は発していませんでしたが、なぜか途中で片足ポーズに。鳥は片足立ちで眠ることを見かけますので、眠るよ!の合図だったのでしょか。
目白庭園は小さな庭園ですが、人々は静かに鴨を見守るので、静寂な穏やかな時間が流れていきます。
May 15,2019 柚原君子
目白庭園 鴨の親子
昨年は鴨の親子が巣立ってから訪れましたので、今年は是非、と思っていましたが忘れていて(笑)、鴨の子どもがちょっと大きくなってしまいました(生後3週間経過しているとのこと)。例年ここを産卵と子育てにしている鴨のツガイだそうですが、今年は他のツガイが来ているそうで、子育ての危機と縄張り守りで、一日に数回のバトルが繰り広げられるそうです。2時間ばかりの滞在でしたが矢張り、一回のバトルに遭遇しました。
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少し大きくなった小ガモたちでがいました!、小石の上で休んでいます。眠っているようです。親鴨は少し離れたところで違う方を向いていますが、実は向いている方向によそ者ツガイがいるのです。
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池に順番に入ってしばらく遊んでいた小ガモたちですが、よそ者ツガイがどうやら動き出したようで、親鴨がグワグワ鳴いて小ガモを集めて池の奥まったところに押し込めようとしています。
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私は連続シャッターに切り替えて撮っていたので、音が聞こえたのでしょうか、親鴨が私の方も警戒している様子です。
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しばらくの様子見でしたがよそ者ツガイの動きがないとみたのでしょうか、親鴨からどのような合図があったのかはわかりませんが、小ガモたちが池の中心の方に群れて泳いでいきます。
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小鴨たちが池の中に出た頃、よそ者がうごきだしたのでしようね、第一回目の「追い払い」が始まりました。
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追い払ったので、小鴨たちがまた動き始めました。水の中に顔を付けて潜れるようになり始めています。中には体半分以上水の中に垂直のように潜れる小鴨もいます。
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親鴨が鳴いて小鴨たちに何らかの注意や指示を与えているように見えましたが、鴨語がわからないので詳細は不明です(笑)。
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池の中で動きわまる小鴨たち。
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矢張り先ほどの親鴨の鳴きは何かの合図でした。よそ者ツガイが飛んできました。追い払う親鴨。二度目の空中戦。かなりしつこく追い回します。そして、空の上の方に追い上げて行きます。二度と来ないでね、と怒っているようです。連日、目白庭園に通って写真を撮っていらっしゃる方が、「追っ払えた様子ですので、今日はもう、よそ者ツガイは戻ってこないと思いますよ」と。
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やっと平和になったのでしょうか。池の真ん中のえさ場の屋根で、小鴨たちを見守りながら毛繕いをする親鴨です。
売店の方にお聞きしたら「今年のそよ物ツガイはしつこくって、お母さん鴨が必死でかわいそう」とのことでした。
梅の絵が欲しくて目白庭園に行きました。昨年の鴨の親子がいる情報があったので出向いて以来です。鴨は番いが一組のみ。今年一番早くどこからかやってきたご夫婦のようです。この後、春にかけて何組かの鴨さん夫婦がやってきて、庭園のどこかで抱卵して、池で子育てをしてまた飛び立って行くそうです。
小さな庭園ですが静かな佇まいです。
1,寒緋桜
奥の芝生にたった一本。小さな木ですが鮮やかな緋色で咲いていました。
2,つわぶき
花の残骸なのですが、けっこう好きな形です。
3、山茱萸(サンシュユ)
別名、春黄金花(ハルコガネバナ)(アキサンゴ←秋に成る実が珊瑚のようだから)(ヤマグミ)とも言い、秋には赤いグミの様な実がぶら下がります。けれどもその実は苦くって食べられません。それもそのはず、良薬口に苦しのとおり、山茱萸は日本薬局方に収録されている薬用木なのです。赤い実が強精、止血、解熱作用になるようです。淡い黄色の花は春らしい柔らかい色です。
4,ヒヨドリ
梅の花をマルボケを入れて撮ってみたい、と出かけた目白庭園。70-200のレンズ持参。梅を撮っていたら「ヒーヨ」「ヒーヨ」と啼く声が。望遠を持っていたのですぐに被写体変更。ほっぺの赤茶色は可愛いし、頭がちょっとボサボサしているのも可愛い。今まで、望遠を持って鳥を撮ったことが無かったので、初体験。はまりました。……といってもこのヒヨドリ、なんだか人慣れをしているのか、あるいは花の蜜が相当に美味しいのか、かなり近づいても、移動の足音を立てても、あまり逃げる気配はなく、芝生に座って気配は消しましたが、鳥の楽しい撮影となりました。黄色のくちばしは、オオツ新種か!と思いましたが、どうやら花粉の色のようです。繁殖期には虫も食べるそうですが、1枚だけ虫をくわえているのがありました。ラッキーです。元は渡りだったそうですが周年に定着しいて、人に慣れやすく農作物を食い荒らす食害の鳥でもあるそうです。でも、目白庭園のは可愛かったです。
5,庭園風景
池の前の長いイスでお昼ご飯を食べている人たちがいました。すぐ前を西武池袋線の黄色い電車が通りますが、その音も吸い込んでしまうような静かな庭園です。鴨さん夫婦は寝ているように見えますが、近づくとちゃんと目を開けて、事態によっては池に飛び込む覚悟(笑)。自然で生きるのはのんびり見えるけど大変のようです。夫鴨のほうが妻鴨にちょっとちょっかい出しそうで、寄ろうとしましたが、妻鴨はふん!って感じでした。
東京都豊島区目白3-20-18
JR目白駅または池袋駅徒歩15分
開所時間:午前9時から午後5時(7月・8月は午後7時まで)
休館日:毎月第2・第4月曜日(祝日にあたる場合は翌日)、年末年始(12月29日から1月3日)
開園は平成2年11月
入園料は無料
2,842.73平方メートル。こじんまりとした庭園です。一周するのに10分もかかりません。池の上に浮かんでいるように見える『六角浮き見堂』や『赤鳥庵』と名付けられていている集会所の下にはゆっくりと池を眺められる場所もあり、静寂を楽しんでいる人々の姿があります。6月の今は小ガモが10羽ほど生まれていて、池を泳ぎ回り、親ガモが心配そうに見守っている姿があります。7月には蛍の鑑賞会もあるとのパンフレットがありました。駅から少し距離のある住宅街にあるので訪れる人も少ないことがいいです。ただし季節の花である紫陽花は一株しかありませんでした。開園は平成2年11月。日本式庭園。造形。池の南側に築いた石垣の上にあって眺望がよく、ここから庭園が一望できます。
※「赤鳥庵」
「赤鳥庵」 は京都の北山杉を用いた木造瓦葺き平屋建ての数寄屋建築です。「赤鳥庵」の由来は、大正7年、鈴木三重吉によってこの地で創刊された子供のための文芸雑誌「赤い鳥」にちなんでいます(自治体のHPより)
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