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東京都豊島区 長崎神社

Nagasakijinja,Toshimaku,Tokyo
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Nov.2016 柚原君子

所在地:東京都豊島区長崎1-9-4

交通 :西武池袋線『椎名町』直近。

長崎神社の創建年代は不明ですが、江戸時代中期には鬼子母神と共に法華経の受持者を護持するという十人の羅刹女を祭神として『十羅刹女社』ともいわれていたそうです。境内には1733(享保18)年に奉納された「十羅刹女」と刻まれた手水鉢や灯籠が残されています。

1781(天明年間)に村内より金剛院が隣の地に移動してきてきましたので、別当として管理をしていた時期もあります。

1872(明治5)年に武州豊島郡長崎村(現在の豊島区長崎・南長崎・千早・要町・高松・千川と目白4・5丁目、西池袋4・5丁目、池袋3丁目の一部を含む)の村社となります。神仏分離により、明治7年、須佐之男命を合祀して、長崎神社と改称して今日に至っています。

(参考資料は東京都神社名鑑)

また、神社内にある豊島区教育委員会掲示板には下記のように記されています。

『精緻な彫刻物を有する本殿は嘉永2年(1849)に、拝殿は明治32年に建立されたもので、旧社殿は絵馬を納める額堂として使われています。ほかに山岡鉄舟揮毫の神社額と祭礼幟などがあります。なお、元禄年間(1688-1704)に始まると伝えられる獅子舞は、五穀豊穣と悪病退散を願って江戸時代から長崎村の人々により伝承されてきた区内唯一の民族芸能として、平成4年に豊島区民俗文化財に指定されました。毎年5月の第2日曜日の祭礼では、氏子会や獅子達を中心とする地元住民により獅子舞が盛大に奉納され、9月の例大祭とともに多くの人々で賑わいます。』

都会とは思えないような大木が繁り、銀杏の実がたくさん落ちていました。買い物ついで、通りがかりなどの参拝の方も多く、村社であった頃の素朴さが感じられます。

                                       

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