東京都 玉川上水 (東京都 羽村市・福生市・昭島市・立川市・小平市・小金井市・西東京市・武蔵野市・三鷹市・杉並区・世田谷区・渋谷区)
Tamagawajosui,Hamura city/Fussa city/Tachikawa city,Kodaira city/Koganei city/Nishitokyo city/Musashino city,Suginamiku/Setagayaku,Shibuyaku,Tokyo
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May 5,2017 瀧山幸伸 source movie
史跡
玉川上水は『徳川實紀』によると、承応2年(1653)、4代将軍家綱の命により、関東郡代伊奈半十郎忠治(いなはんじゅうろうただはる)が玉川上水奉行を命ぜられ、承応3年(1654)6月に竣工したといわれています。
玉川上水は、江戸市中への給水を目的として羽村の多摩川に取水口を設け、四谷大木戸に至る約43㎞を自然流下により導水する素掘の開渠水道です。江戸市中へは石樋(いしどい)や木樋(もくひ)による暗渠水路で配水されました。飲料水のみならず、防火用水、庭園の泉水用水、江戸城内堀や外堀の堀用水など、多目的な機能を有する都市給水施設でした。
玉川上水は、優れた測量技術に基づく長大な土木構造物であり、近世初期における水利技術を理解する上で重要です。また近世都市江戸の用水供給施設として、また武蔵野台地の近世灌漑用水として貴重な土木遺産です。しかも、改修が繰り返し行われているものの、かつての路線のまま連続して残されています。とくに小平監視所までの上流部は、今なお水道導水路として使用されているため、近代の土木施設として高い歴史的価値を有しています。
(東京都文化財データベース)
西東京市・武蔵野市 関前橋付近
西東京市・武蔵野市 境橋付近
小金井市 関野橋付近
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