東京都中野区 哲学堂
Tetsugakudo,Nakanoku,Tokyo
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妙正寺川は東京都杉並区の妙正寺公園内妙正寺池(すぐそばにある妙正寺に由来)に源を発して、中野区松が丘で江古田川を、新宿区の下落合駅付近で落合水再生センターからの放水路とそれぞれ合わせ、さらに新目白通り(東京都道8号千代田練馬田無線)の下を流れ、新宿区の高田橋付近で神田川に合流する。落合の地名も川が落ち合うところから来ています。妙正寺川の桜は哲学堂公園辺りが随一の名所となっていて、あまり多くはない水が流れる川や石垣に良く映えていました。妙正寺川の蛇行の姿も美しく川上からも川下からも、たっぷりの桜を楽しむことができます。古い大きな家がありましたので思わずカメラを向けました。昭和の頃の家かしら。このあたりは街路樹にも桜が植えられたそうで、道をおおい尽くす桜のトンネルに気持ちよく酔いそうでした。桜のある商店街にありがちな無粋なボンボリがないのも、嬉しい眺めです。
公園お花見風景。こちらも何より嬉しいのはボンボリがないこと。旗も売店もないので、気持ちよく桜が眺められました。お花見の宴会は静かに繰り広げられていました。会社がらみは平日とあって一組だけ(会社大丈夫か!)であとは家族連れ、子ども連れ。おばさん二人連れが間に合わせに狭いシートに無理に寄り添っている姿も可愛い!
この頃宴会があると靴の写真を撮ってしまいます。置石代わりの靴。あわただしく集まった靴。出入りの激しい宴会。ちょっと気の利いた女性がいる宴会の靴はきれいにそろえてありました。靴のまま正座しているのも宴会ならではの光景です。哲学堂公園は中野区指定の文化財建物群のある公園です。遠い昔には、源頼朝の重臣である和田義盛の城址でもありました。公園のデザインは 東洋大学(旧は白山にあった哲学館大学)の創始者でもあり哲学者でもあった井上円了氏。明治37年に精神修養の場として創設された公園です。哲学世界を視覚的に表現し、哲学や社会教育の場として整備された全国に例を見ない個性的な公園、とのことですが、ほんとうに哲学者の群れの石像が難しい顔をして立っています。哲学堂公園の名前の由来は、明治37年小石川原町(文京区白山)に開設された哲学館大学(現・東洋大学)を記念して、孔子・釈迦・カント・ソクラテスを祀り、公園に「四聖堂」を建設しましたが、これらを総称して「哲学堂」と言われたことから、それがそのまま公園の名称となりました。昭和19年に井上円了氏が東京都に寄付し、
昭和21年都立公園として開園しています。昭和50年中野区に移管されて「中野区立哲学堂公園」となりました。昭和63年には古建築物6棟と公園自体(時空岡、唯心庭、唯物園の区域)が中野区有形文化財に指定されました。平成21年、東京都名勝公園に指定。
瓦一枚にも哲学の哲が描かれ、落ちついたつくりの公園では静かな散策が似合います。お花見も静かな一団ばかりでした。入園は無料です。
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