JAPAN GEOGRAPHIC

東京都江東区 東京海洋大学

Tokyo University of Marine science and Technology,Kotoku,Tokyo

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江東区越中島2-1-6 明治丸 重文 近代/産業・交通・土木 明治 明治7(1874) 鉄製、三牆シップ型帆船 19780531


Oct.2012 大野木康夫 source movie

東京海洋大学越中島キャンパス

2011.9.14撮影 

周辺風景

     

明治天皇聖蹟(記念碑)

「海の日」の元となった出来事の記念碑です。

  

正門とその周辺

         

明治丸(重要文化財)

明治8(1874)年の建造

鉄製、三牆シップ型帆船

近代船舶唯一の重要文化財です。

                                      


Apr.2010 撮影 柚原君子

隅田川の河口沿いに位置し、約10万平方メートルの敷地には教室・教育研究室をはじめ、海事、船舶に関する資料、展示物を展示する百周年記念資料館、海の日の由来ともなった明治天皇の東北・北海道地方巡幸に利用された日本最古の鉄船明治丸(重要文化財)、船舶運航性能実験水槽、プラネタリウム(日本で2番目に古い)、艇庫、保健管理センター、ポンド(船着場)などがあります。

また、物流センター等での作業シミュレーションを行うシミュレーターや世界最大級の操船シミュレーターがあり、CGの影像による模擬乗船実習などに活用しています。

大学内部は全体くらい印象ですが、船のイメージがいたる所にあって散策をすると楽しいです。

また海に面しているので海風潮風が気持ちが良いです。

テレビドラマや映画のロケ地として使われ、2005年度は19回のロケが行われているそうです。

大学の先の相生橋を渡れば月島。

大学散策のあとは下町名物の月島もんじゃ街散策などお奨めです。

旧事務局棟付近と構内

                  

一号館及び屋上からの景観

三菱商船学校その後、東京高等商船学校本館(明治8年開学)。

現在は東京海洋大学(平成15年、東京水産大学と統合されれて改名)。

正面にある一号館校舎。この建物は、 航海船橋を模して建てられ、屋上には実船のような船橋が設けられています。

窓も丸みを帯びた船室の窓のようで、学校内部から外を見ると船旅気分です。

各種航海機器等が配置されていて、中央に船型自差修正装置(デビエスコープ)、その北側に測深儀が取りつけられています。

また、雨樋に似た筒は測深実習が行えるものだそうです。

事務室の許可をいただいて屋上に上がりました。

佃島界隈の高層ビル群、大川端リバーシティが右手の目前。

明治丸を上の方から見たのは初めて。

明治丸の左手は晴海です。

その奥が豊洲。

築地市場が移転されればまたこのあたりの景観も変わるかもしれません。

                                                    

第一観測台(経緯儀室または赤道儀室)

文化庁の登録有形文化財ですが、庭の片隅にぽん!と放り出してある感じで、長期的保存は大丈夫かな?と思いました。

赤道儀室とも呼ばれている八角形二階建で輸入煉瓦を用いた造りです。

なんだか童話の世界のようでかわいらしいです。 

屋根の半円形ドームは手動で360度の回転が可能で、窓は二重になっていました。

内部には、当時としては最新鋭の東洋一といわれた7吋天体望遠鏡(Theodolite)を備え、望遠鏡は分銅式によって天体の運行に等しい速さで回転するようになっていたそうですが、1945年(昭和20年)アメリカ進駐軍に内部施設は撤去されました。

昭和の初期までは時折り授業にも使用されたそうです。

         

第二観測台

第一観測台に並んであります。

文化庁有形文化財です。

第一観測台と同時に作られ子午儀室と呼ばれました。

内部には子午儀(Transit)を備え、子午線方向にだけ動く望遠鏡が置かれましたが、第一と同様に1945年(昭和20年)アメリカ進駐軍に内部施設は撤去されました。

周りは歩けるようにかわいい石畳の道路が付いています。

何度も周ってみたくなるほどかわいい建物です。

   

明治丸

1873年(明治6年)日本政府の発注により英国で灯台監視船として建造された帆船であり現存するわが国最古の「鉄船」。

三本マストのシップ型。

1876年(明治9年)に明治天皇の東北地方巡幸の際に使用され、青森から函館経由横浜へ向かう海路で明治天皇が座乗。

1978年(昭和53年)5月国の重要文化財に指定。

1897年(明治30年)、商船学校に移管されて係留練習船となり、以来50余年にわたり教育訓練の場として活用。

1964年(昭和39年)に商船教育の伝統を象徴する記念船として、構内の一角に陸上固定された。

(以上説明板より抜粋)。

外観だけでしたら大学構内にあるのでいつでも見られます。

内部は有料で開放の曜日も決まっているようです。

春の桜と柳と海風とそして秋のキャンパス内の紅葉と、何にでも映える船です。

                      

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