東京都中央区 築地魚市場
Tsukiji Fishmarket,Chuoku,Tokyo
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May 4,2017 瀧山幸伸 source movie
築地市場は、都内11ケ所ある東京都中央卸売市場の内最も古い歴史をもつ、水産物、青果物の総合市場である。
その供給圏は、都内だけでなく関東近県に及び、水産物は世界最大規模の取扱量で、我が国の建値市場としての役割も果たしている。
築地市場は1935(昭和10)年に日本橋の魚市場と京橋の青物市場が一緒になって築地で開場された。
江戸時代初期(1603年)、幕府を開いた徳川家康は、江戸城内の台所をまかなうため大阪の佃村から漁師たちを呼び寄せ、江戸湾内での漁業の特権を与えた。魚河岸の名が有名で、これが東京中央卸売市場の始まりである。 1941(昭和16)年に太平洋戦争が始まり食料品は配給統制、戦後も統制が続いたため市場としての本来の役割はしばらく果たせなかった。
1962(昭和37)年東京の人口が1000万人を越え、漁業技術、冷凍技術、流通経路の進歩で、必要度が一気に高まった。
その後、再整備や施設の拡充を繰り返し行いつつ、現在に至った。
築地市場は「場内」と「場外」に分けられる。
「場内」とは、「東京都中央卸売市場築地」の通称で、業者向けの巨大市場。飲食店が並ぶ「魚河岸横丁」は一般人も利用できる。
「場外)は場内に隣接しており400軒以上の飲食・物販店があり散策自由である。訪れたのが土曜日のAm12:30過ぎだったので、場内の業務はすべて終わっていた。雰囲気を感じてもらいたい。
■場内の一日である。
前夜〜午前3:00
夜中から夜明け前に漁に出た漁師さんが港に帰えってくる。「卸売業者」が魚を受け取り、選別を行い市場に送る。市場の売り場の準備が進む。
午前3時〜
取引の準備が始まる。卸売業者の売り場に徐々に人々が集まってくる。この人たちは「仲卸業者」や「売買参加者」と呼ばれ、魚をセリで買う人たちで、魚の下見をして、値段を検討しセリに備える。
午前5時〜
取引開始。セリが始まる。売り手であるセリ人の呼び掛けに対して仲卸業者、売買参加者が指で値段を示す。
一番高い値段をつけた人がその魚を買うことができる。
午前7時〜
仲卸業者が店の準備を始める。仲卸業者は、セリで買った品物を市場の中にある自分たちの店に運び込み、お客さんである街の魚屋さんや料理屋さんが買いやすい大きさ、量に小分けして店に並べる。
午前8時〜
街の魚屋さんや料理屋さんが買いに来る。小売店の人たちが仲卸業者の店に魚を買いに来る。 この時間、市場に一日の中でもっとも沢山の人が集まる。 魚屋さんや料理屋さんは買った品物をトラックに積み込み自分たちの店に運ぶ。
午前11時〜
午前11時頃になると、仲卸業者の人たちは店を片付け始める。閉店の時間が近づく。
午後1時〜
明日の準備が始まる。
ここの時間になると、仲卸業者の店も閉まり、場内はとても静かになる。 一方、卸売業者の人たちは、出荷者と連絡をとるなど、すでに翌日の準備を始める。
場場内では清掃が始まる。きれいになった市場は、翌日の魚が運びこまれるのを待つ。
■場内散策
明日に供えての準備が始まって板。
場外散策
新鮮な魚介類を始め、肉や野菜、乾物などの食料品から刃物や食器類まで食に関するもの何でもそろう場所として人気がある。
新鮮さ、ボリュウーム、値段に置いて満足する人が多い。売る人、買う人の表情が共に生きている。
■今後の流通環境の変化に対応するため、築地市場(場内)の豊洲移転が決まっており、2015(平成27)年度中の施設竣工に向けて整備が進んでいる。但し、場内移転後も場外市場は今と変わらず築地に残ることが決定している。
■■場内・場外近くにある社寺
■波除稲荷神社
築地獅子祭が盛大。
■園正寺
横を商店街に貸し出している。
May 2010 撮影/文 柴田由紀江
場外市場
活気溢れる築地市場の、一般客も入れる一帯「場外市場」に行ってみました。
外国人観光客や一般客、長靴を履いたお客さんでごった返す場外市場で買い物を楽しみ、新鮮な海鮮丼を頂き楽しい時間を過ごしました。
また今ではあまり見掛けなくなった実用自転車やリアカー、三輪スクーターが見られました。立って運転する、公道走行も可能な『ターレットトラック』がクルクルと器用に往来する様子が楽しかったです。
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