鳥取県鳥取市 鳥取県庁舎
(Tottori Prefectural Government Office, Tottori City, Tottori Pref.)
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May 29, 2021 野崎順次 source
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今回は、重森完途設計の庭を見に来た。
鳥取県庁、題字と石庭
鳥取県庁舎庭園(中庭)
モダンな庭園造りで知られる日本庭園史の研究家・重森三玲(しげもり
みれい)の長男である重森完途(かんと)の設計により、本庁舎の建設と併せて昭和37年(1962)に作庭。
重森完途(かんと)の鳥取県内初となる庭園であり、枯山水を24時間開放された空間で楽しめる。鳥取砂丘など県内をイメージした意匠であり、芝生の部分は海岸と見立て、庭石は深山幽谷(しんざんゆうこく)を抽象的に表現している。芝生を海と見立てるのは、京都の城南宮「桃山の庭」でもみられる。敷石道の曲線は、郷土の山や谷や湖のそばを蛇行する道を表現。敷石は丹波石を利用。白砂は砂丘を表現。石は、すべて徳島の緑色片岩と呼ばれる青石が使われている。
(鳥取市ウェブサイト)
箕浦家武家門
箕浦家は2千石を有する鳥取藩の中でも上級武士にあたり代々番頭などの要職を歴任しています。明治維新後に屋敷跡は因幡高等小学校女子部や久松尋常高等小学校、鳥取県師範学校などで利用され主屋などの建物は破却されましたが、長屋門だけは奇跡的に残され、表門や通用門として利用され続けられました。
箕浦家武家門は入母屋、桟瓦葺、塗屋造、白漆喰仕上げで、腰壁は海鼠壁、所謂長屋門形式で道路側には物見の格子戸が設けられ、入り口には大扉の他い通用口があるなど上級武士の格式を備えています。現在鳥取内に残る唯一の武家長屋門の遺構として貴重な事から鳥取市指定保護文化財に指定されています。
(鳥取市ウェブサイト)
鳥取駅前の諸像と案内板
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