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和歌山県橋本市 市街

Downtown,Hashimoto City,Wakayama

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May 19, 2024 野崎順次 source movie

橋本の歴史的建造物
(Historic Buildings, Hashimoto City, Wakayama Pref.)

和 歌山県橋本市古佐田1丁目、橋本1丁目と2丁目、東家4丁目



JR橋本駅の南西部あたりに歴史的建造物が集まっている。国登録有形文化財建造物の説明は文化遺産オンラインの引用である。

古佐田1丁目

橋本駅付近、ホラー漫画家楳図かずおは近くの五條育ちで、その縁もあって「まことちゃん」の像がある。

          

橋本電気株式会社発電所跡
レンガ造りの建物は、明治時代に建てられたもので、橋本市で最初の発電所である。

      

橋本1丁目

国登文 小林家住宅主屋 江戸/1830-1867
木造2階建、瓦葺、建築面積172㎡
集落中央を東西に貫く通りの西端突当りに位置する。入母屋造,平入の町家で,下手に通り土間,床上部は田の字形に4室を配し,背後に角屋を延ばし炊事場とする。1階正面に繊細な格子を入れ,塗込のつし2階正面に虫籠窓を開け,町並の核として外観を整える。

                    

国登文 小林家住宅土蔵 明治/1868-1911
土蔵造2階建、瓦葺、建築面積72㎡
主屋背後に建つ。棟高,軒高の異なる平入3棟が南北に連なる形式で,最も高い北端につし2階を設ける。内部は南端を土間,その北に床を張り家財や穀類の貯蔵に使われた。特異な屋根の納まり,腰部海鼠壁による変化に富む外観は,屋敷背面の景観を特徴付ける。

         

国登文 日本聖公会橋本基督教会旧礼拝堂 明治/1868-1911/1900移築改造
木造平屋建、瓦葺、建築面積162㎡
もと奈良県吉野にあった明治初期建築の民家。平屋建,切妻造,桟瓦葺で,平面は4間取になる。床上4室が牧師の執務と居住の用に供せられ,移築時に床を張った土間が礼拝堂になる。伝統的な民家の形式を保持しつつ,教会堂に転換された数少ない事例のひとつ。

大棟、隅棟には十字架を刻した鬼瓦がある。

          

国登文 火伏医院主屋 江戸/1721/1830-1867改造
木造平屋一部2階建、瓦葺、建築面積101㎡
1棟旧伊勢街道に北面して建つ。間口8間規模,切妻造,桟瓦葺,平入のつし2階建町家で,西側を中土間とし,東側の2室続きの座敷部は落棟で,江戸末期の改築とみられる。棟札から年代の判明する町家で,当地方町家の指標的建築として貴重。

          

国登文 火伏医院病院棟 大正/1912-1925
木造2階建、瓦葺、建築面積49㎡
主屋の西に位置し,街道から退いて建つ。6.7m角の平面規模,木造2階建,下見板張で,屋根は桟瓦葺とし正面側を寄棟,背面側を切妻につくる。紀ノ川の洪水に配慮して1.3m程の高床としている点に特徴があり,橋本の町並みのランドマークとなっている。

       

国登文 みそや別館主屋 明治/1884
木造2階建、瓦葺、建築面積126㎡
離れ座敷西方に独立して建つ。土蔵造,2階建,切妻造,平入で,南面戸前に庇を付ける。内部は1階全面土間で,味噌蔵または道具蔵として使用された。小規模で簡素な土蔵だが,開口部の入念な塗り廻しや垂木を波形に塗り込めた軒廻りなど丁寧なつくりになる。

                 

国登文 みそや別館上蔵及び離れ座敷 明治/1868-1911
土蔵造2階建、瓦葺、建築面積66㎡
主屋の背後に建つ。上蔵は2階建,土蔵造,切妻造,妻入の道具蔵で,南に蔵前を設け,軒に大型の鉢巻を廻し戸口に屋号を塗り込んだ観音開土戸を釣り込む。西の離れ座敷は床付の数寄屋風座敷と仏間からなり,両建物を巧みに一体化して屋敷背後の構えを整える。

    

東家4丁目

東家の追分石
追分とは、道が左右に分かれるところをいう。伊勢(大和)街道と高野街道が交差する四つ辻に旅人の便宜を図るためにもうけられた道標石である。
東面に「右 京大坂道」、西面に「右 こうや 左 京大坂道」
南面に「南無大師遍照金剛 施主 阿州一楽村 藍屋元次郎 
   世話人 当邑 河内屋次右エ門」
北面に「右 わかやま こかわ
   左 い勢 なら はせ よしの 追分」
と刻まれている。
(ぐるりん関西サイト)

        

橋本2丁目

国登文 旧橋本本陣池永家住宅主屋 江戸/1731以前
木造2階建,瓦葺,建築面積150㎡
街道に面し,紀ノ川を背にした敷地に建つ。つし2階をもつ入母屋造,平入の町家で,屋根は本瓦葺であるが,当初茅葺であったものを宝暦2年に葺き替えたことが鬼瓦銘から知られる。建立年代の判明している町屋としては和歌山県下最古のもの。

          

国登文 旧橋本本陣池永家住宅土蔵 江戸/1751-1829
木造2階建,瓦葺,建築面積51㎡
紀ノ川に面した交通の要衝であり,江戸時代を通じて宿駅,商業地として栄えた橋本宿の,伊勢(大和)街道に面して平を見せて建つ土蔵である。一部に改造が見られるものの,街路に面した白壁が目を引く建物である。

     

国登文 旧橋本本陣池永家住宅表門 江戸/1751-1829
木造四脚門,瓦葺,建築面積5.1㎡
街道に面して主屋と土蔵に挟まれて建ち,本陣である離座敷への通路を構成している。形式は四脚門で,潜戸と脇壁に与力窓がつく。主屋,土蔵とともに橋本の古い町並みを今日に伝えるものとして広く親しまれている。

  

帰途、紀の川の眺望と橋本駅

         

 

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