和歌山県かつらぎ町 中飯降
Nakaiburi,Katsuragi Town, Wakayama Pref.)
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May 25 and June 8, 2024 野崎順次 source
movie(May 25)
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movie(June 8)
和歌山県伊都郡かつらぎ町中飯降
中飯降の歴史的建造物
JR中飯降駅前の説明板
花を愛でつつ、国道24号線を横切り、南(紀の川方面)に下ると集落の南に小田井灌漑用水路が流れ、並行して旧大和街道が通っている。古い街並みが残る。
国登文 初桜酒造主屋 大正/1912-1925
木造2階建、瓦葺、建築面積197㎡
旧大和街道に南面する敷地の南寄りに東西棟で建つ。桁行6間,梁行6間,入母屋造,桟瓦葺,木造2階建の町家建築で,東方を土間とし,西方床上部に2列3室を配し,2階正面側に3室の続き間座敷を設ける。良材を用い,床脇柱など趣向を凝らしたつくりに特徴。
(文化遺産オンライン)
小田井用水沿いにさらに東へ
国登文 小田井灌漑用水路中谷川水門 明治/1912
煉瓦造、延長13m、幅員6.4m
紀ノ川にほぼ平行して流れる用水路が中谷川と交差する地点に築かれた暗渠。サイホンの原理を利用し川の下に築かれる。アーチは煉瓦造4枚厚で,壁面をフランス積とし,頂部にはパラペットを立ち上げる。藩政時代に開削された大規模灌漑用水路の近代化を表す。
(文化遺産オンライン)
最初の2枚の写真は「水土里ネット小田井」より引用させていただいた。
少し戻ると、旧大和街道道標があり、ここから街道は北東に曲がる。
街道から離れて細い路をたどると、初桜酒造主屋の裏に長大な囲蔵と仕込蔵が並ぶ。
国登文 初桜酒造囲蔵 明治/1868-1911
木造2階建、瓦葺、建築面積288㎡
仕込蔵の東に接して南北棟で建つ。桁行16間,梁間4間半規模,切妻造,桟瓦葺の木造2階建で,梁間を1間半と3間に分ける位置に柱を建てる。外部は大壁で腰高の竪板張とする。東面の長大な酒蔵の景観は酒造りの盛んな時期の当地の歴史を今に伝えている。
(文化遺産オンライン)
国登文 初桜酒造仕込蔵 明治/1868-1911
木造2階建、瓦葺、建築面積376㎡
主屋の北方に南北棟で建つ。桁行16間,梁間6間規模,北を入母屋造,南を切妻造とした桟瓦葺で,内部は中央部に床を張り2階建とする。外部は大壁で腰を竪板張とする。敷地内を東西に抜ける町道に入母屋造,漆喰塗,連子窓付きの特徴ある北妻面をみせる。
(文化遺産オンライン)
駅に戻り、中飯降遺跡へ行く。
町教委の説明によると、中飯降遺跡は縄文時代後期~奈良時代の集落遺跡で、同町中飯降の紀の川北岸の低位段丘面に広がる。平成20~21年度に京奈和自動車道建設に伴う発掘調査で4棟の竪穴建物跡(径15~18メートル)が発見され、うち1棟の建物跡を東約30メートルに移設・復元した。
その建物の存在時期は、出土した土器から縄文時代後期(約4000年前)で、柱穴の大きさや石で柱を根固めしていることなどから、高さ約12メートル、広さ約180平方メートルの巨大な規模だったと考えられている。
(橋本新聞2019年2月25日)
花を愛でつつ、駅の南へ、
国道24号線に面した初桜酒造の店舗
花と中飯降駅
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