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和歌山県紀の川市 粉河

(Kokawa, Kinokawa City, Wakayama)

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May 25, June 8 and 15, 2024 野崎順次  source movie

和歌山県紀の川市粉河
(Historic Buildings and Facilities in Kokawa, Kinokawa City, Wakayama Pref.)


粉川駅から粉河寺までの参道(県道24号線)は粉河とんまか通りと言われる。「とんまか」とは紀州三大祭の一つ、粉河祭でだんじりの運行に合わせて打つ太鼓の音に由来する。かつての門前町の街並みは昔ほどではないが、古い商家が混在する。ちょうど半ばあたりで淡路街道(根来街道)と交差している。土日でも人通りは少なく、私には好ましい。
町おこしとして、盆踊り、雛祭り(今年で中断),山﨑家の喫茶室やイベントなどがすすめられている。

                   

狭い路地のようだが、淡路街道が西へ続く。

     

淡路街道に面した鳴尾屋(伊藤家住宅)、酒類、肥料を扱う。大きな土蔵が隣接していて、仕込み蔵か。」

                     

ここまでくると、粉河寺大門が正面に見える。また、改修した古い商家が散在する。

                     

大門を過ぎて右に回り込む。

旧南丘家住宅(紀州藩鷹狩り役人餌差の住宅)
本住宅は江戸末期の紀州藩鷹狩り役人の餌差 「粉川住餌差」(鷹の餌調達の役)の住宅である。和歌山県下でも保存状態良好な藩士住宅は数少なく貴重である。また、紀州藩鷹狩りに関する職制として和歌山城下以外ではこの粉河のみに鷹狩りの役人を配置していることから粉河が藩主の鷹狩りの拠点であったことを示す遺構でもある。主屋は紀の川市の文化財に指定されている。離れは、主屋とは趣の異なる建物で、時代は下がり明治から大正時代の建築である。こちらでは、紀州藩鷹狩りを中心に資料を展示し、鷹狩り文化を分かりやすく紹介している。
(きのかわ観光ガイドウェブサイト)

                

帰途、同じ道を駅に戻る。

         

6月15日

JR粉河駅の南側に旧大和街道と藤崎井灌漑用水路が東西に通っていて、一部は並行している。
東の中津川沿いに南下すると国道24号線の松下橋がある。ここは旧大和街道のルート内である。
橋を渡ると、藤崎井が流れている。江戸中期、元禄十三年(1700)に大畑才蔵が完成した全長約23kmの灌漑用水路である。当初は土水路であったが、後にコンクリートで改修された。

    

街道は中津川土手から離れて藤崎井と並行して西進する。

                

小さな橋があり、ここで街道と離れて流れていく。水位が高く、水流も早い。

       

街道は西北西に進んでいる。JR粉河駅は真北に徒歩数分である。

     

 

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