和歌山県新宮市 嶋津
Shimazu, Shingu city, Wakayama
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こちらにも収録あり 三重県熊野市 木津呂
March 10,2018 大野木康夫 source movie
熊野川町嶋津
新宮市熊野川町嶋津は北山川沿いの山村です。
北山村とともに、和歌山県の飛び地になっています。
もともとは北山川の中州にある、現在「嶋津の森」となっているところにありましたが、江戸末期の洪水で北山川右岸に移ったそうです。
現在は7軒に12人の方が住んでおられる限界集落となっています。
近年、嶋津の尾根道のビューポイントから見る北山川対岸の木津呂の風景が有名になっています。
ツアーを運営されているのは、「日本一小さな観光協会」を自称されている嶋津観光協会さんです。
3月10日のツアーに参加しました。
10名のツアーの予定でしたが、キャンセルにより3名になったことによって、通常行けるビュースポットより奥の6名程度しか行けないポイントに案内していただくことになりました。
まず足慣らしに河原を歩きます。
中洲の森が嶋津の森です。
ガイドの平野さんは嶋津出身で、Uターンで嶋津に戻ってこられた方です。
ツアー料金の一部を地区の水道の補修費などに充てることによって、ツアーが地元に受け入れられるようにされています。
嶋津の集落
観光協会事務局、副会長
嶋津の筏師の道入口
北山川を下って新宮まで材木を運んだ筏師が帰りに通った道です。
蛇行している北山川を渡し船で横断しながら尾根を上り下りして帰ったそうです。
歩行速度は時速約8kmと驚異的な早さだったそうです。
筏師の道を登って尾根へ
平野さんは嶋津からこの道を通り、木津呂の小学校に通われていました。
尾根に鐘が設置されていて、鳴らしてから下りると、渡し舟が待っていてくれたそうです。
尾根道を登って行きます。
木の間から北山川と、少しだけ木津呂が見えます。
急な登り
休憩
ツアーは一番ペースが遅い人に合わせてくれます。
尾根道を上ったり下ったり
紀州鉱山、丸山千枚田方面の眺望
さらに尾根道を進む
少し木津呂が見えるところ
急な登り、猪のぬた場
まだ奥へ
嶋津でアナログ時代に使っていたテレビ共同アンテナ
さらに奥へ
いよいよビュースポットへ
急な下り坂
ビュースポットに到着。
ツアー出発から2時間強でした。
昼食を食べる間も惜しんで撮影しました。
木津呂の風景は隆起と浸食によって形作られたそうで、円形の地形の中央が盛り上がる河岸段丘も形成されています。
瀞峡観光ウォータージェット船が通ることがあります。
北向きに眺めているので左手が西なのですが、北山川が激しく蛇行しており、西側が上流となっています。
尾根に上って帰路
少し低くて一部が茂みに隠れるビュースポット
丸山千枚田方面
最後のビュースポット
下山後嶋津の森へ
嶋津の森の苔むした風景
道は筏師の道
ツアーは体験に基づいた色々な話が聞けて大変面白いものでした。
地区の振興という点でも、意義があるものになっています。
集落入口の案内看板
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