和歌山県和歌山市 雑賀崎
(Saikazaki, Wakayama City, Wakayama Pref.)
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September 18, 2022 野崎順次 source movie
成り立ち
雑賀先は、万葉集に「紀伊国の 雑賀の浦に出で見れば 海人の燈火 波の間に見ゆ」と歌われるほど古くからの景勝地であり、室町時代には網漁業に来た漁師が住むようになったと伝えられています。また戦国時代の鉄砲集団・雑賀衆ゆかりの地として、石山合戦の際、鈴木孫市が浄土真宗の教如を織田軍からかくまったとされる「鷹ノ巣洞窟」があります。江戸時代になると、紀州藩の台場が「番所の鼻」「トンガの鼻」と呼ばれる二つの岬におかれ、紀伊水道の要となりました。今はそれぞれ「番所庭園」「雑賀崎台場跡」として整備され、かつての名残を見ることができます。雑賀崎には、彼岸の夕焼けの空に花が降るように見える「ハナフリ」を眺める風習があり、1960年に設置された雑賀崎灯台は夕日の絶景スポットとして有名です。
(「おいなあよ雑賀崎)パンフレットより」
雑賀崎バス停で降り、雑賀崎灯台を目指し、1km余の坂道を歩く。時々、海が見える。廃墟と化した観光ホテルもある。
雑賀崎灯台からの眺望
坂道を少し戻る。
迷路のような集落
雑賀崎の集落には、古くからの狭い路地と階段が、迷路のように複雑に張り巡らされています。集落に足を踏み入れると、家々の軒先には洗い場があり、かつて使われた井戸も見られるなど、どこか懐かしい漁村の生活文化を感じることができます。
(「おいなあよ雑賀崎)パンフレットより」
雑賀崎漁港
独特の景観
雑賀崎の集落は、山の斜面に家が密集して立ち並ぶ景観から、近年『日本のアマルフィ』と呼ばれています。アマルフィとは、イタリアの世界遺産『アマルフィ海岸』の中心都市で、崖に建物が張り付いたような独特の景観は、雑賀崎とよく似た印象を与えます。斜面に家々が密集した要因については諸説ありますが、一説には、大切な船の様子を家から見守るためであったとも言われます。
(「おいなあよ雑賀崎)パンフレットより」
雑賀崎バス停に戻る途中、海、地層、廃墟。
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