山形県山形市 旧山形師範学校
Kyu Yamagata Shihangakko,Yamagata,Yamagata
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山形市緑町二丁目2-7 旧山形師範学校本館 重文 近代/学校 明治 明治34(1901) 木造、建築面積395.0㎡、二階建、正面玄関ポーチ、中央部塔屋付、背面出入口附属、桟瓦及び鉄板葺 門衛所1棟、正門1棟 19730602
Aug.2010 瀧山幸伸 source movie
A camera
B camera
旧山形師範学校本館(山形県立博物館教育資料館)
山形県山形市緑町2-2-7
明治34年(1901年)竣工 設計者:不詳
昭和48年、国の重要文化財の指定を受ける 山形師範学校は、 明治9年に赴任した初代山形県令・三島通庸によって明治11年に創設され、明治34年に現在地に移ってこの建物が竣工した。
戦後の学制改革で山形大学教育学部となり、 教育学部移転後この校舎は一時期山形北高等学校として用いられ、 昭和55年に山形県立博物館教育資料館として現在も公開されている。
木造2階建ての瓦葺きで、縦長の上げ下げ窓が印象的なシンメトリーの洋館建築である。
軒下のバージボード(破風板)はやや和風の意匠で、元々はバルコニーであったと思わせる玄関の張り出し部分から左右に配置された円形のドーマー窓の赤い塗装もポイントになっている。
やや大型の櫛形の破風の中央にあしらわれた円形の飾りとドーマー窓の円が調和しており、また柱を支える化粧方杖の曲線もどことなく懐かしく、木造の洋館建築の外観としては様々な要素を取り込んだ貴重な建築物だと思う。
旧山形師範学校音楽練習室(山形県立北高等学校講堂)
山形県山形市緑町2-2-7
明治17年(1884年)竣工 設計者:不詳
平成10年、県の指定有形文化財登録となる 下見板張りの塗装は剥げ落ち、全体的に外観の痛みは激しいが、唐草模様のペディメントや、漆喰の荒壁の木製筋かいの意匠が美しい。
師範学校本館より更に古い明治17年築の、しかも木造の建物が、今だに講堂として現役で使用されているというのが驚きに値する。
古くなっても取り壊さず、修繕を繰り返しながら使っていけるということは、それが単なる古いだけの建築物ではなく、当時の技術としては最高の水準をもって建てられていることを示していると思う。
ゆがんだ磨きガラスから覗いた講堂の床はピカピカに磨かれており、大切に使われている様子に感動した。
本館
音楽練習室
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