JAPAN GEOGRAPHIC

山口県山口市 周防鋳銭司遺跡

Suo Susenji ato,Yamaguchi city,yamaguchi

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May 22 2016 瀧山幸伸 source movie

陶陶窯跡

Sue Suekama ato

丘陵の傾斜地に南面して存するもので、登窯の構造をなし、総長約30尺、幅奥壁にて約3尺8寸、高約3尺3寸を有する焚口部は埋存しているが、奥壁及び側壁は畧々旧規を存し奥壁に近く天井部の遺構も残存し、断面穹窿状の構造を示している。昭和11年2月に発見せられ、内部より多数の陶器片が出土した。この種の窯跡は附近一帶に広く分布して居り、古来製陶所跡として著名である。(文化庁)

            


May 2010 瀧山幸伸 source movie

山口市南部の鋳銭司・[[陶]すえ]地区は早くから古代鋳銭司の所在地として知られ、明治末年にふいごの口・るつぼ・和銅開珎・同銭笵などを出土したといわれるが、当遺跡の本格的な発掘調査は、昭和41年と46 07年に行なわれた。この結果、大量のふいごの口・るつぼ・土器・木器・木簡・銅銭(鋳損じも含む)・古瓦片のほか、倉庫群・井戸・炉の跡や推定工房遺構などが検出され、本鋳銭司が平安初期のものであることが確かめられた。2回の調査によっても、まだ鋳銭司の全貌が明らかになったとはいえないが、本遺跡は文献上確かめられる5か所の官営鋳銭司のなかで、学術調査によってその所在・規模等が確認され、古代国家の経済機構を貨幣鋳造機関の構成と機能、ならびにその変遷から解明しうる可能性をもつ重要な遺跡である。(文化庁)

     

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