秋田県北秋田市 旧阿仁鉱山
Ani mine Kitaakita city,Akita
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北秋田市阿仁銀山字下新町41-23 旧阿仁鉱山外国人官舎 重文 近代/産業・交通・土木 明治 明治15(1882) 煉瓦造、建築面積267.2㎡、一階建、四周木造ベランダ、東面隅突出部附属、アスファルトシングル葺 19900319
Apr.19 2023 瀧山幸伸
阿仁合駅
旧阿仁鉱山外国人官舎
Sep.2015 酒井英樹
旧阿仁鉱山外国人官舎
秋田県北秋田市
阿仁鉱山は中世に金山として開発され、その後、銀、銅を産出するようになり、江戸時代中期以降は主に銅山として近年まで産出してきたが昭和54年(1979)に閉山となった。
経営は江戸時代には久保田藩により行われたが、明治維新後に国有となり、明治8年(1875)以降は工部省に属した。
工部省は、近代的な生産施設の建設など積極的に鉱山経営を行い、近代鉱山の礎を築いた。近代化に向けて外国人技術者を雇い入れ、その官舎として明治13年(1880)10月に着工、明治15年(1882)12月に竣工した。
当時の記録によると、東京の煉瓦職人を雇い、機械を取り寄せて煉瓦を地元で焼いている。
明治18年(1885)に古河市兵衛に払い下げられ、古河系の企業の所有となった。昭和57年(1982)と昭和58年(1982)の地震で一部が破損したのを機に、昭和59年当時の阿仁町に譲渡された。
建物は、旧阿仁鉱山の中心部にあり、東面して建つ。煉瓦造、切妻造、平屋建で、周囲に木造のベランダを回し、その屋根は一段低く庇に造る。
外壁は二枚積みのイギリス積み。ベランダは低く縁板を張り、手摺を回し、天井を張らず垂木をそのまま見せる。屋根はかつては木羽葺であったが、現在はアスファルトシングル葺であり、二か所の煙突が設けられる。
東南隅にベランダの屋根を葺きおろして突出部を設けているが、この部分は昭和59年の整備で建てられたもので、地下通路からの入口となっている。
明治初期の古い煉瓦建築物で、殖産興業時代の工部省の広範囲な活動を示す貴重な建造物として貴重であり平成2年(1990)に重要文化財に指定された。
煉瓦造、建築面積267.2㎡、一階建、四周木造ベランダ、東面隅突出部附属、アスファルトシングル葺
明治時代[明治15年(1882)]
《内部》
Aug. 2008 瀧山幸伸 source movie
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