北海道旭川市 上川倉庫
Kamikawa Warehouse,Asahikawa City,Hokkaido
Category
|
Rating
|
Comment
|
![]() |
![]() |
|
![]() |
|
|
![]() |
||
![]() |
|
|
![]() |
![]() |
|
![]() |
|
|
![]() |
|
Sep.2,2025 瀧山幸伸 source movie
以下全て登録文化財 解説の出典は文化財データベース
上川倉庫事務所
上川倉庫群の正面,宮下通側のほぼ中央に立つ敷地内唯一の木造建築。東面に煉瓦の煙突を建ちあげた下見板張洋館で,妻面をペディメント状に造りファイニアルを載せ,2階中央に要石及び額縁飾付半円アーチ窓を配するなど正面妻側に特に丹念な意匠を施す。
上川倉庫一号倉庫
JR旭川駅前の約0.5haの敷地を占める上川倉庫群は,グリッド状街路網の1区画分を囲むように配置されている。平側で通りに面し,敷地正面の事務所西側に位置する木骨煉瓦造平屋建の一号倉庫は,現在多目的ホールとして市民に広く活用されている。
上川倉庫二号倉庫(リハーサルホール)
妻側で通りに面し敷地の北角を占める。一号倉庫と同規模の木骨煉瓦造倉庫で,敷地内平側中央に4枚厚の3心円アーチからなる入口と,その左右に欠円アーチの開口部を設ける。倉庫群中,最初に完成した建造物で,現在音楽の稽古場として活用されている。
上川倉庫三号倉庫(チェアーズギャラリー)
当初,上川倉庫は穀物貯蔵に用いられた。三号倉庫は敷地西角を占め,二号倉庫と横並びで配置される。小屋組を木製キングポストトラスとし,焼過ぎ煉瓦を用いた基壇と小口を二枚重ねた歯飾り付の蛇腹が外観を引き締める。現在,椅子の展示室として活用。
上川倉庫八号倉庫
宮下通に面し事務所東側に隣接する。切妻造,瓦葺一部鉄板葺,外観イギリス積で,隅部に焼過ぎ煉瓦で柱型をつくり,一号倉庫と類似した規模,外観をもつ。事務所と対照的な重厚かつ連続的外観を一号倉庫と共に構成し,近代的街路景観の形成に寄与している。
上川倉庫十号倉庫(デザインギャラリー)
明治31年に開業した鉄道駅構内に面する。通路を挟んで三号倉庫に直角に取り付き,現在ギャラリーとして活用されている。外壁煉瓦長手積とし,蛇腹に2段の歯飾りを設ける。鉄道の発展に伴い敷地が整えられた上川倉庫群の歴史を物語る重要な建造物。
上川倉庫十一号倉庫(大雪地ビール館)
敷地の中央にある。倉庫群の中で最も規模が大きく,最後に建設された倉庫。妻側が隠れる他の倉庫と異なり,欠円アーチの開口部のみでなく,2段の歯飾付蛇腹を有す三角ペディメントを両妻側に設ける。現在,ビアホールとして活用されている。
All rights reserved 無断転用禁止 通信員募集中